HLDC院長手塚充樹のブログ

健康寿命延伸型歯科医院実現へ向けて

ヘルシーライフデンタルクリニックがオープン

丁寧な診療と予防医療のクリニックオープン

開院後初のブログです

 

昨年のシリコンバレー式ダイエットの記述から、アップしていなかったブログですが、久しぶりに投稿します。

 

令和元年9月2日に、新橋駅・内幸町駅から徒歩3分の位置に、ヘルシーライフデンタルクリニックがオープン

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ダイワロイネットホテル新橋地下1階の医療フロア

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待合受付スペース


ダイワロイネットホテル新橋という建物の地下1階に、整形外科・皮膚科、内科・神経内科の医療施設も併設されている医療フロアになっています。

 

こちらの医院をオープンするまでに、色んなアイディアを練ったり、テクニックを身につけたり、知識を蓄積していったりと数年間に渡り頭と体を使いました。

 

医院の理念やコンセプト

 

医院の理念を考えるにあたっても、私が勤務医および雇われ院長時代に持っていたUSPである

 

「ヒトは口から老いる、歯科から健康寿命を延伸する」

 

という言葉。

 

意味合いを少し変え、ヘルシーライフデンタルクリニックでは

 

「ヒトは口から美しくなる、長く幸福な人生を支援する」

 

という言葉に変えています。

 

老いる→美しくなる

 

と変えたことについては、理由は2つあります。

1つは、「老いる」という人に起こって欲しくないことをあげることによる警告のイメージから、「美しくなる」という人がなりたい状態に変えることでプラスのイメージを持って通院していただきたいという意図があります。

 

2つ目は、老いるという言葉に比較して、美しくなるという単語に複数の意味があるからです。美しい=美容や整形などのイメージを持たれるかもしれませんが、美しいという言葉には、「立派な、見事な」という意味や、「色や形や音などが調和が取れている」という意味もあります。

 

まさに、歯科治療において、歯周病を治療して体に対して悪影響が出ない状態を作ったり、歯科矯正によって顎の骨格や歯列のアンバランスを整えて調和を得たり、歯肉と調和が取れたセラミックの被せ物を作ったり、保健指導によって血糖値のコントロールなどの体の機能を整えたり、「体との調和」を歯科から整えるということも目的としています。

 

ちなみに「音が美しい」ということにおいて言えば、歯は構音機能といって、言葉を人から聞き取りやすい形に発音するためにも非常に重要であることから、口の機能が「美しくなる」ことでその人が発する声や言葉も「美しくなる」のです。

 

 

 

「長く幸福な人生を支援する」

 

以前に持っていた「歯科から健康寿命を延伸する」という言葉と似た意味合いがありますが、少し違います。

 

この部分については、慶應義塾大学の腎臓・内分泌・代謝内科教授の伊藤裕先生が提唱されている内容から影響を受けています。

 

歯科の立場から、伊藤裕先生が提唱されているメタボリックドミノや幸福寿命というお考えについて自分なりに解釈し、当院のコンセプトにも反映しています。

 

メタボリックドミノに寄り添った、幸福寿命を支える歯科医療という考え方

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メタボリックドミノと歯科の関わり

メタボリックドミノという、生活習慣から生活習慣病健康寿命を失ってしまう疾患へつながっているというモデルをご存知ですか。

そして、歯科医療という立場が、メタボリックドミノの上流から下流まで関わる機会の多いものだということはご存知ですか。

 

主に若い世代~中年までのメタボリックドミノ上流

当院では、お口の中に疾患ができたときに、「体の悲鳴」があがっているのではないかと考えます。

 

むし歯や歯肉炎や歯周炎が起こっている段階で、メタボリックドミノに当てはめて考察すると、何かしらの生活習慣が起因している可能性が大いにあります。

 

 食習慣やその他の生活習慣や、環境などの影響がお口の中に初発症状としてあらわれることは珍しくありません。

 

自己免疫疾患でも、お口の中に繰り返す口内炎が比較的最初にでる兆候として知られているものもあります。

 

むし歯や歯周病は多くの人に発症する疾患ではありますが、それらを防ごうと考えた際に、生活習慣と切り離して考えてもなかなかその場しのぎの診療に終始してしまいます。

 

すでに高血圧症や脂質異常症、糖尿病が発症しているメタボリックドミノ中流

メタボリックドミノの中流になると、お体のことはかかりつけの内科の先生などに診てもらいながら歯科医院を通院されている方や、血糖コントロールの不良や血圧の異常が起こっていても気づくタイミングがなく歯科医院を受診されている方もいらっしゃいます。

また、詳細については他の機会にでも書きたいのですが、いくつか挙げると以下のような関連もあります。

 

血糖コントロールと歯周炎の関係

 

砂糖の摂取量とむし歯の発症と血糖値スパイク

 

体の糖化現象と骨粗鬆症

 

歯周炎と認知症

 

高血圧症と栄養状態

 

冠動脈疾患と歯周炎

 

歯肉出血と菌血症

 

などなど、思いつくだけでも体とのつながりから明らかになってきている内容が多くあります。

 

それらの事実を、患者さんの記録やデータをもとにそれぞれに合ったお話をさせていただき、メタボリックドミノ中流においても、歯科から健康への働きかけを行っています。

 

いわゆる「健康寿命」を失うメタボリックドミノ下流

メタボリックドミノ下流では、失明や重度の認知症、下肢切断などの怖い文言が並びます。

 

寝たきりなどの状態になってしまうと、その方の健康寿命は終わりということになってしまいますが、実際に寿命はまだ続きます。

 

厚生労働省の調べによると、人が幸せを感じるときはどんなときかという問いに対して

 

1位 病気がないこと

2位 おいしく飲食ができること

 

だったそうです。

メタボリックドミノ下流においては、歯科は訪問診療や遠隔診療といった方法でお役に立つことができます。

 

実際に、患者さんのそばまで通い、おいしく飲食ができるように口腔内の環境を整えたり、寄り添っている歯科医師は、その方の幸福寿命を支えることに寄与できると考えています。

 

その方によっておいしい飲食の内容が違ってくるかとは思いますが、寝たきりやディスキネージア(体の震えが止まらない状態)においても、薬剤を使用しても劇的な改善にはつながらないケースがあります。

ボーンブロススープなどの体や脳への栄養が豊富な食材によって、薬を止めたりディスキネージアが止まり、座位がとれるようになったといった例も報告されています。

 

患者さんが寝ている状態では義歯を作ることは困難を極めますが、座位が取れれば、ある程度しっかりとした義歯を作成することだってできるでしょう。

 

そうなると、まさにその方の幸福寿命の獲得に一役買っているといえると思います。

 

訪問診療における現場でもメタボリックドミノを引き戻すような働きかけもできると考えています。

 

言葉を健康寿命➔幸福寿命に変えた理由

 

「患者さん主導」という言葉で説明ができそうです。「健康」という言葉の意味合いや捉え方が簡単ではない部分があり、こちらが健康に対して良かれと思ってアプローチしている内容も、ご本人の幸福につながっていなければ、医療行為の効果も小さくなります。

 

食習慣一つとっても、その方が今までに慣れ親しんで食べてきたものや嗜好品などは必ずあるものです。

 

それを食べないことが「健康」なのか、それを食べることが「幸福」なのか。

簡単ではない選択ではありますが、患者さん一人一人に「事実」を知っていただき、「選択」してもらい、患者さんそれぞれの幸福を感じていただけたら良いとは思います。

 

私の個人的な願いとしては、昨今の現代型栄養失調や、腸疾患(リーキーガット症候群、SIBO、潰瘍性大腸炎)、遅延型フードアレルギーなどの栄養素や分子が関わるような疾患があり、それらは決して薬剤のみで端的に解決できる問題ではないので、みなさん来院される方一人一人がご自身の「生活習慣」と「今の身体の状態」「検査データ」「事実」などと照らし合わせて向き合っていただけたら幸いです。

 

長文を読んでいただきありがとうございます。

 

 

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手塚 充樹 Mitsuki Tezuka

歯科医師 博士(歯学)

 

ヘルシーライフデンタルクリニック院長

healthylife-dental.com

シリコンバレー式 自分を変える最強の食事


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どうも、歯科医師の手塚 充樹です。

 

今回は、自分が栄養学に興味を本格的に持ち始めたきっかけとなった書籍の紹介です。

 

今や有名となった本ですが、あえて今紹介したいと思います。

 

患者さんに栄養カウンセリングを行う時も、おすすめの書籍の話をしますが、少し内容が専門的で一般の方には難しい内容もあるとのことから、今回はブログで少し噛み砕いてお話ができればと思いました。

 

シリコンバレー式 自分を変える最強の食事を実践してパフォーマンス向上とダイエットに成功できる


 

   

 

この本の内容を実践してみてから、驚くべき身体の快調さの獲得とダイエットに成功しました。

 

しかも、リバウンドしません。リバウンドしたとしてもとっても緩やかで、また元に戻すことも比較的容易です。

 

昼ごはんの後や夕方にはダルーくなったりすることも滅多になくなり、花粉症や皮膚のかゆみなどの症状もなくなりました。

 

私の体質や味の好みには合っていたようです。

 

 

目次

 

1.バターコーヒー(完全無欠コーヒー)という代物

 

2.バターコーヒー(完全無欠コーヒー)の作り方

 

3.バターコーヒー以外の大事なこと

 

4.動物の身体もその動物が食べてきた食材 (飼料)によって作られている

 

5.睡眠の質を高める方法

 

6.糖質を摂取しても良い時間帯は夜がオススメ

 

7.糖質を全く摂らないダイエットではない

 

8.運動習慣は週に3回まで。20分程度のきつい運動でムキムキになれる。

 

9.ケトン体質には大量の野菜が必要

 

 

 

 

1.バターコーヒー(完全無欠コーヒー)という代物


今や、「バターコーヒー」というネーミングはテレビでも紹介されることが増えてきており、ファミリーマートでは、商品化されたりしていますね。

 

しかしながら、これだけのボリュームのある書籍の中はバターコーヒーの事ばかりが綴られているわけではありません。

 

バターコーヒーはパワードリンクだと思ってますし、私も今も週に何回かは朝食としてバターコーヒーを飲むことがあります。

 

 

2.バターコーヒー(完全無欠コーヒー)の作り方


 

材料は、コーヒー、MCTオイル、グラスフェッドバターです。私は、コーヒー豆を挽いて、仙台勝山館のMCTオイル、セーブルバターというグラスフェッドバターを使用しています。

 

 

 

私も自身のInstagramなどでもバターコーヒーの紹介をしています。

 
 
 
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これがいわゆる「完全無欠コーヒー」 低糖質のケトジェニックな食事メニューを実現したい場合に有効。 コーヒーにミルクを入れると、ミルクのカゼインという物質がコーヒーのポリフェノールなどの効果を減らしてしまうとされている。 ということで、バター。 脂質をエネルギーとして利用する比率を増やすことで血糖値の急激な変動も抑えられますし、エネルギーに変換する時に体内のビタミンミネラルが奪われないので効率的。 オフィスワーカーの方や受験生にもぜひオススメしたいです^^ #ココナッツオイル #抗菌作用 #抗真菌作用 #コーヒー#バターコーヒー#完全無欠コーヒー #ダイエット #朝食#脂質#ケトジェニック #集中力#糖質制限#血糖値スパイク #アンチエイジング #受験#仕事#パワフル #ヒトは口から老いる #biohack #bulletproof #coffee #butter #grassfed #mct#coconut#tokyo#japan

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最近はバターコーヒーにさらにアレンジして無糖のココアパウダーを加えたりすることもあります。

 

 

 

 

YouTubeでも詳細な作り方の動画が紹介されていますので参考までに。

 

 

3.バターコーヒー以外の大事なこと


 

バターコーヒーばかりが着目されてしまい、他の大事な良い内容がうまく世に伝わっていないようにも思います。

 

以下、大事なことをまとめています。

 

 

4.動物の身体もその動物が食べてきた食材 (飼料)によって作られている


私たち人間の身体が、日頃から摂取した栄養素から成り立っているというところまでは、私も想像していました。

しかし、「牛肉」をひとつ例にとって考えてみても、その牛肉の栄養価を比べる時に、その牛がどんな飼料で育ってきたかということが重要だという話です。

 

正直、食べ物が食べてきた物まで考えるということは今は当たり前のように考えるようになりましたが、その当時は衝撃的でした。

 

この本の中では、グラスフェッド(牧草飼料)で育った牛の方が、グレインフェッド(穀類飼料)で育った牛よりも栄養価が高くヘルシーであると述べています。

ニュージーランドなどの牛肉はグラスフェッドであることが多く、私もニュージーランド産の牛肉をスーパーで購入して家で焼くことがあります。

 

 
 
 
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赤身肉が赤いのは鉄分、血液豊富な証拠。 ニュージーランド産グラスフェッド(牧草飼料)ビーフ300gのステーキ。 スーパーで入手して家で焼くのが一番^^ グラスフェッドビーフの赤身肉は脂が少なくてペロッと食べれる感じ。 身体にも良いとくれば最高です。 #肉#ステーキ#赤身#グラスフェッド #ヒトは口から老いる#予防は食事から #アンチエイジング#抗酸化#抗糖化 #テヅカ歯科クリニック#ジンデンタルクリニック#歯医者#新橋#内幸町#川崎#東京 #beef#steak #newzealand #grassfed #biohack #tokyo#japan#dentist

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5.睡眠の質を高める方法


 

  

この本では、睡眠の質を高める方法についても述べられています。

 

睡眠の質を高める方法はいくつもあるかと思いますが、この本の中では、MCTオイル(ココナッツなどから中鎖脂肪酸のみを抽出したもの)を夕食時などに摂取することを勧めています。

 

また、指圧などの適度な痛み刺激を与えることも眠りを深くするのに有効であるとしています。

 

バターコーヒーなどカフェインについては午後3時以降は摂取しない方が良いとしており、摂取すべきでないものについても記されているのがこの本の良いところです。

 

そして、Android版でのアプリの紹介になりますがsleep cycleというアプリがあります。

このアプリを使うと身体の眠りが浅いときを狙って目覚まし時計が作動してくれるということができるため目覚めがスッキリするとして、オススメされています。

 

目覚ましをセットしてから起きるまでの時間の長さや、睡眠の質をパーセンテージで表示してくれるので、私も毎日このアプリを使っています。

 

なお、ケータイの電磁波が心配な場合は、機内モードにして頭のそばに置いておくことを忘れずに。

 

 

 

6.糖質を摂取しても良い時間帯は夜


 

糖質を摂取するべき時間帯については、画一的な答えは出ていないかと思いますが、この本の中では、唯一糖質を摂取するべき時間帯として夜を挙げています。

 

睡眠の質を高めるためにセロトニンという物質の合成が体内で必要になるため、その原料となる糖質を摂取することが良いとしています。(表現が誤解を招くため修正させていただきます。セロトニンの直接的な原料はアミノ酸です)

本のなかでは、”炭水化物を夜に食べるのが重要なのには、いくつか理由がある。まず体をリラックスさせて睡眠へ導くセロトニンという神経伝達物質の生成に、でんぷんと糖が使われること。”

という記載があります。

 

また、”夜の炭水化物の摂取から得られる血糖の上昇分は、あなたが眠っているあいだに脳が必要な働きをするのに役立てられる。”とも書いてあります。

 

科学的に、セロトニンの原料はタンパク質ですが、カロリー源として適度な量の糖質と良い脂質を摂取しておくと、睡眠中のエネルギー代謝においてアミノ酸が有効利用される可能性が高まりますし、糖質と一緒に摂取をすることでトリプトファンの吸収が高まり結果的にセロトニンの合成がスムーズになるという事実があるようです。

 

 

特に、トレーニングをした日は、その日の夜に余分に炭水化物を摂取することでインスリンの分泌を促し筋肉をムキムキにする手助けをしてあげる意味合いで食べるべきとしています。

 

インスリンというホルモンが出ると身体の中の細胞内に糖やアミノ酸などを取り込もうとしてくれますからね。筋肉をつくる工程が活発になると考えられています。

 

 

 

7.糖質を全く摂らないダイエットではない


 

最近、テレビ番組などで糖質制限に対して、身体に対して危険だったりマイナスの要因があることを挙げていることもあるようです。

 

しかし、その食事の例は、朝昼夜とサラダチキンのみで過ごすなど、極端な例を挙げているようです。

 

 

この本で良いところは、過度な糖質制限をすすめているわけではないし、むしろ少なくとも2週間に1回は糖質を摂取しなければならないとまで書いています。

 

 

さきほどの項目でも述べたように、糖質を摂取するタイミングや種類を限定することで、効果的に筋肉をムキムキにして、ダイエットを可能にして、睡眠の質を高めることができるということ。

 

 

私も過剰な糖質制限には、危険性があるのではと考えていますし、それぞれの人に合わせて「糖質コントロール」をしていくことが望ましいと思います。

 

 

8.運動習慣は週に3回まで。20分程度のきつい運動でムキムキになれる。


 

運動の習慣や運動の方法についてもこの本では触れてくれています。

 

本を読んだ当時に衝撃だったのは、30分とか1時間とかウォーキングをすることは、健康のためにやりたければやってもよいが、ダイエット効果はほとんど得られないということです。

 

そういった行為は、運動をしているのではなくただ動き回って疲れるだけだということです。

 

 

むしろ15分のハードなインターバルのランニングなどをした方が、ヒト成長ホルモンの分泌が促されて身体の心肺機能が高まる報告もあるんだとか。

 

 

週に何回かの運動で良くて、しかも15分~20分で済むだなんて、お仕事が忙しい方などには朗報なのではと思います。

 

 

私も学生時代などウェイトトレーニングをすることもありましたが、ジムでしっかりメニューをこなすと1~2時間くらいかかるような場合もありますもんね。

 

 

 

 

 

9.ケトン体質には大量の野菜が必要


 

  

 

この本の中では、主に、MCTオイルやグラスフェッドバター、グラスフェッドビーフなどの食材を用いて、脂肪燃焼を促進し、脳の機能を高めていくことを主目的としているように理解できると思います。

 

 

しかしながら、筆者が複数回にわたり本の中で強調しているのが、「大量の野菜」を食べていることです。

 

 

ケトン体質といって、ケトン体という物質を体内で有効利用できるようになってくると、脂質をエネルギー代謝して使えるようになるので、俗にいう「脂肪燃焼効果」というものが得られるようになります。

 

 

その一方で、ケトン体質になると身体が酸性になりやすいという特徴がありますから、大量の野菜をしっかり摂取することでアルカリ体質へ戻していくことも大事であるとしています。

 

 

そのため、本の中では、野菜の種類ごとのリスクの高いもの~低いもの、加熱方法についての考え方が書いてあります。

 

 

 

 

 

以上、内容がしっかりしている本ですし、自分が栄養に興味を持つきっかけをくれた本でもあるので、ブログの内容も長編となってしまいました😅

 

 

長い文章を読んでくださってありがとうございます😊

 

 

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口内炎ができやすい方へ

口内炎ができやすい方へ朗報です。

 

最初に私見を述べますが、私は口内炎ができなくなりました。

 

対症療法として、ステロイド軟膏やレーザー照射などが行われています。

 

しかしながら、レーザーによってできてしまった口内炎の痛みが緩和することはありますが、悪性腫瘍(がん)に対する照射はかえってがんを周囲にバラまいてしまったりするデメリットもあり、口内炎ができやすい方は後を絶ちません。

 

では、そもそもなんで口内炎ができるのでしょうか。

 

ちなみに筆者の手塚充樹は、過去には口内炎ができたこともけっこうありましたが、最近は毎日のサプリメントの服用やビタミンC点滴、食事内容のコントロールでめったにできなくなりました。

 

 

以下、原因を5つほどまとめてみました!

目次

 

1.ウィルス性の病気

 

2.がんや自己免疫疾患(自分で自分の身体を攻撃してしまう病気)

 

3.身体の中の栄養素(分子)の不足

 

4.お口の中にとがっているところがある

 

5.お口の中の細菌数が多い

 

 


 

1.ウィルス性の病気

 帯状疱疹などのウィルス性の病気でも口内炎ができることがあります。多くの場合は片側にかたよってできるのが特徴です。


 

2.がんや自己免疫疾患(自分で自分の身体を攻撃してしまう病気)

 ちょっと怖い話かもしれませんが、「がん」が最初に口内炎のような見た目であることもしばしばあります。

 その場合はレーザー治療は適応になりませんので、より専門な機関へご紹介いたします。

 また、ベーチェット病など自己免疫疾患の初期症状として、繰り返す口内炎が特徴として挙げられています。それだけ、口内炎は体内の変化から現れることがあるということですね。


 

 

3.身体の中の栄養素(分子)の不足

 体内の変化から現れるといえば、やはり身体の細胞レベルのことも見逃せないでしょう。ビタミンC、ビタミンA、亜鉛ビタミンD、ビタミンBなど多くの栄養素のかかわりがあるかと思いますが、私がよくお見受けするのが、夜にお仕事をされている若い女性の方などで慢性的に口内炎ができるかたが結構多いように思います。

 

 「お酒をたくさん飲む」「睡眠時間が不規則」「食生活では外食など多く野菜など不足しがち」

 

 などの特徴が当てはまる方は栄養素(分子)の改善でよくなる可能性があります。

 

 お酒をあまり飲まないようにすればよいのかというと、お仕事の関係上難しい方もいらっしゃいますよね。

 

 ヘルシーライフデンタルクリニックでの栄養カウンセリングによって不足している栄養素を積極的に取り入れるようにしたり、医療機関向けの医薬品基準で製造されたサプリメントの提供などによって根本的な改善も望めると思います。研究実績のある栄養素のサプリメントを取り揃えておりますので患者さんに合わせてオーダーメイドで提案をしていきます。


4.お口の中にとがっているところがある

 原因は様々かと思いますが、むし歯や歯ぎしり、ケガなどが原因で歯がとがっていて、そのような状態が放置されていると舌などに小さなキズができて、そこから炎症が起きて口内炎になってしまうケースもあります。

 応急処置でとがっている部分を丸めることはもちろん、歯の治療をしたほうが良い場合もあるかもしれません。


 

 

5.お口の中の細菌数が多い

 何年間もお口の中の専門的なケアを行っていなかった場合、現代の一般的な食生活ではどうしても、口腔内の悪玉菌が増えがちです。

 お口の中の細菌数が多ければ、それだけキズができたときに炎症が起きることや治癒が遅くなることも考えられます。

 あまり、歯石が多かったり、歯ぐきから普段出血してしまうような場合はお口の中のケアをして悪玉菌を一掃しておいたほうがよいかもしれません。


 

以上、簡単にですが口内炎について原因を5つほど挙げてみました!

 

口内炎ができやすい方はお気軽にご相談ください(^-^)/

 

栄養カウンセリングや安全なサプリメントの選別について、下記リンクから予約していただくことができます。

apo-toolboxes.stransa.co.jp

ビタミンAの誤解とホントのところ

どうも、歯科医師の手塚充樹です。

 

今回のブログはビタミンAについてです。

 

目次

 

1.「ビタミンAを妊娠中に摂取しない方がよい?」「ビタミンAは摂りすぎない方がよい?」

 

2.ビタミンAと呼べる物質にはたくさん種類がある

 

 

3.乳児の奇形で報告されているのは、妊娠初期のニキビの治療薬(レチノイン酸)

 

4.お母さんの初乳中にはビタミンAがいっぱい

 

5.天然のビタミンAを含んだ食材やサプリメントは安心で必要な栄養素

 

6.ビタミンAの臨床応用

 

7.ビタミンAを含む食材

 

 

1.「ビタミンAを妊娠中に摂取しない方がよい?」「ビタミンAは摂りすぎない方がよい?」

元々「ビタミン」とは、生命を意味するラテン語の「via」にちなんで、”生命活動に欠かせない「amine」(アミン:窒素を含むアミン化合物)”と命名された物質が、ビタミン vitaminである。と言われています。

 

ビタミンAは最初に発見されたビタミンです。

 

「ビタミン」という名前ですが、広義な呼び方になるため、いろいろと誤解をまねいたり、作用について細かく語るためには、さらに細かい分類を考えなければいけない場合があります。

 

 

たとえば「ビタミンAは摂りすぎない方がよい」とか、「妊娠中はビタミンAは摂らない方がよい」などです。

 

 

2.ビタミンAと呼べる物質にはたくさん種類がある

動物性食品(動物や魚類の肝臓や卵)に含まれる「レチノール」

 

植物性の食品(緑黄色野菜や果物)に含まれる「βカロチン」の2種類がある。

 

そして、体内ではレチノール、レチナール、レチノイン酸と、3種類の活性型で作用する。

 

「ビタミンA」と呼ぶだけで何種類も物質があるんですね。

 

 

3.乳児の奇形で報告されているのは、妊娠初期のニキビの治療薬(レチノイン酸)

 

 

赤ちゃんの二分脊椎や口唇裂、四肢の変形などビタミンAによる被害が報告されているのは合成のレチノイン酸のみなようです。

 

 

では、逆に摂取しなかった場合にはデメリットがあるんでしょうか。

 

 

4.お母さんの初乳中にはビタミンAがいっぱい

 

 

最近は母体の栄養素が不足していることによって母乳内の栄養素も不足してきていることも問題点となっています。

 

母乳には赤ちゃんを育て上げるために必要な栄養素がつまっています。

 

その母乳にもビタミンAが豊富に含まれているとのこと。

 

赤ちゃんを育てる為にもビタミンAが必須であることがわかりますよね。

 

 

 

 

5.天然のビタミンAを含んだ食材やサプリメントは安心で必要な栄養素

 

食材中のビタミンAはほとんどレチニルエステルといって不活性な形で存在していて、ヒトの身体の中でもタンパク質とくっついて、活性型にならないように厳重に管理されています。

 

 

 

6.ビタミンAの臨床応用

ビタミンAは、近年罹患する方が多い、逆流性食道炎にも効果が出ることがあります。

 

逆流性食道炎の方は慢性的に胃酸が逆流しているため、胃酸の影響によって食道の粘膜が胃の粘膜かのように変わってしまう「分化異常」という現象が起きていることがあるそうです。

 

そのような分化異常を是正する効果もビタミンAにみとめられています。

 

分化の異常を治すためにビタミンAを使う場合は、天然型のビタミンAを高用量摂取しないとなかなか効果が出てこないことが知られています。

 

私自身も、「分化転換」という現象について研究していた経緯があります。細胞に与える栄養素を変えてあげるだけで、細胞自身のふるまいが変わってしまうという現象です。

 

細胞に与える栄養素を変えるだけで、細胞が役割が変わることが証明されているため、私の中ではビタミンAの摂取によって食道粘膜の細胞のふるまいが変わったとしてもなんら不思議はありません。

 

ただ、お薬を飲んで、胃酸の分泌を抑え続けることと比べてどちらが健康的な治し方か。

 

それは患者さん個人個人のご判断にお任せしますが、胃酸はお肉やお魚などのタンパク質を分解して消化していくために大変重要です。

 

 

 

7.ビタミンAを含む食材

 

 

あん肝や、ウナギ肝、鶏や豚のレバー、ニンジン、モロヘイヤ、カボチャなどがあります。

 

 

それらの食べ物が苦手で食べれない方はビタミンAが不足しがちかもしれません。

 

消化管や皮膚のトラブルが多ければ要注意です。

 

 

どうしても食べられない場合は、高品質なサプリメントの活用も有効です。

 

なかなか毎日のように肝とか人参とかカボチャとか食べられない場合もありますよね。

 

私が実際にそうです。あん肝、レバーなどの料理は好きですが。

 

今は、自分の腕の柔らかいところに出来ているプチプチ(毛孔角化症)っぽい感じを、医療機関向けサプリメントのビタミンAや亜鉛ビタミンDを使って消せるかどうか実験中です。

 

 

ということで、今回はビタミンAのお話でした。

 

 

 

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「ヒトは口から老いる、歯科から健康寿命を延伸する」

手塚 充樹 

Mitsuki Tezuka

歯科医師 博士(歯学)

D.M.D. Ph.D.

 

ヘルシーライフデンタルクリニック院長

healthylife-dental.com

 

 

 

 

 

治療を清潔に、再発予防!POICウォーターの活用。

どうも、歯科医師の手塚 充樹です。

 

だいぶ前のブログでもupしましたが、POICウォーター(ポイックウォーター Professional Oral Infection Control Water )についてお話します。

 

 

 

治療する部位を無菌化し、清潔に治療ができる


 

 

当院では、お口の中の清掃・除菌、むし歯治療、歯周病治療などに積極的に用いています。

 

 

むし歯や歯周病の原因菌を、従来は削り落としたり研磨剤で除去ふるような形で行っていましたが、

 

POICウォーターを併用することで、菌やその他のタンパク質を分解しながら治療が進められます。

 

 

 

治療後の再発予防に


 

 

もし、むし歯を治療した際に、削った部分を詰めるところに細菌がまだ残っていたら……

 

むし歯病原菌を封入してしまうことになります。

 

 

 

 

歯科の治療用ユニットを流れる水の信頼性


 

 

ちょっと怖い話ですが、歯科の治療用ユニット内を流れるお水(歯を削る際の注水やうがいをする水)についても、細菌が多い場合には通常の水道水よりも増えてしまうことが知られています。

 

 

当院では高濃度のPOICウォーターを治療部位へ用いることによって、信頼性の高い洗浄・治療を心がけています。

 

 

ご家庭でのケアにも使用可能


 

 

むし歯や歯周病のリスクが高い場合や、手が不自由でどうしても歯磨きがしにくい方などを対象に、ドクターの判断で治療の一環としてご家庭でPOICウォーターを使用して頂くこともできます。

 

 

 

歯科から健康寿命を延伸するために、再発予防、再治療を阻止するためにできる限りのことをやる


 

結局やるべき事は、歯を治すだけではなく、お口の中から身体へ細菌を送り込んだりすることを阻止することだと考えています。

 

今回は、そのためにも有効な手助けとなってくれる可能性のあるPOICウォーターについて再度ご紹介しました。

 

 

 

 

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手塚 充樹 

Mitsuki Tezuka

歯科医師 博士(歯学)

D.M.D. Ph.D.

ヘルシーライフデンタルクリニック院長

今の時代、健康上手は栄養素をどう選ぶ?

歯科医師の手塚 充樹です。

 

私自身、小学校高学年から大学6年生までバスケットボール部に所属しており、学生時代に身についた食欲やアルコールの摂取欲など、そう簡単には衰えません。

 

が、自分は栄養素の摂取の仕方や、種類、量をコントロールすることで、太りにくく、疲れにくく、風邪をひきにくく、花粉症になりにくく、集中力が持続して仕事でパフォーマンスを発揮できる状態を獲得することができました。

 

ちなみに今でも、ラーメンやトンカツだって週に何回か食べます。

 

 

皆さんは「新型栄養失調」という言葉をご存じですか。

 

現代において栄養失調なんてありえない?


 

私自身は、現代の食生活において、過去に食糧難があったような時代とは違い、牛丼なども安く食べれるし栄養失調なんてありえない。と思っていた節もありました。

 

現状は少し違います。

 

このお話は、生きていくために必要なエネルギーの話ではなく、病気にならないために必要な栄養素のバランスのお話です。

 

 

 

昔よりも栄養素(ビタミン、ミネラル)を摂取しにくくなっている?


 

野菜の栄養素の減少と野菜の価格の高騰

 

近年、野菜の栄養素の減少が明らかになっています(50年前と比較)。

 

日本の野菜の作り手さんが減っていることなども影響して、野菜価格の高騰も日頃からひしひし感じますよね。

 

 

 

各栄養素の欠乏(鉄分、亜鉛、そのほか男女共通のビタミンミネラルの不足傾向)などがそのような側面からも起こりやすくなってきています。

 

 

糖質は比較的お手軽に摂れてしまうのが難点


 

チョコレート、飴、せんべい、グミ、キャラメル、、、

 

うどん、丼、パスタ、そば、菓子パン、、、

 

けっこうコンビニなどに置いてあって手軽にお腹を満たせるんですよね。

 

でも、太るし疲れるんですよね。

 

 

 

なんで新型栄養失調なのになんの問題もなく生きていられる?


 

 

ひどい病気の発症は20年~30年後

 

 

一般的に、入院が必要になるほどだったり日常生活に支障が出るほどの病気が発症するまでには年数がかかることがわかっています(ほとんどの方は栄養状態が影響してそんなに年数がかからなくてもどこかしらに症状が出ている)。

 

 

お酒に強い人や弱い人、糖質の代謝が上手くできる人できない人、いろんな方がいらっしゃいます。

 

 

風邪をひきやすい人ひきにくい人、アレルギーが出やすい人出にくい人、、、

 

 

人間、危機的な状況になれば縁の下の力持ちのような回路が働いて生命の維持ができるように持ちこたえることができます。

 

 

しかし、危機的な状況にもついに耐えきれなくなり、どこかで破綻が飽きた場合、外科手術や入院、薬物療法などを使い治療を行っていく運命がスタートしてしまうのです。

 

 

疲れやすくないですか?爪は荒れやすくないですか?眠りは良好ですか?イライラしやすくないですか?歯ぐきから出血を繰り返しませんか?お肌の不調は気になりませんか?


 

じつは上記の症状は、同じような根をもっていると考えられます。

 

大体、似たような栄養素の欠乏によって起こっていると考えられます。

 

それと、新型栄養失調とは深い関わりがあります。

 

 

 

認知症もがんも心筋梗塞もいろんな病気の特効薬をひとつずつ探していくよりも、根本的な改善をした方が早いのでは……


 

日本での感覚、少なくとも私が感じるのは、好きなように人生を過ごして、あと、身体がまずいことになったら医師・歯科医師(もしくは御家族)が何とかしてくれるだろうと考える方も少なくはないのではと思います。

 

これから高齢社会の世界トップクラスを迎える日本においては心配な発想だと思います。

 

 

私が担当してるお口の中も身体の一部ですし、体全体とは血管や神経で繋がっています。

 

 

お口の中の細菌が歯ぐきのバリアを破って、身体の中へ侵入を繰り返していても生活習慣病は起こります。

 

お口の中のバリア機能を整える意味でも栄養は重要です。

 

歯科からお身体の健康を支える内容についてはこちらでも書いていますのでご興味があればご一読ください。

 

 

胃の病気、皮膚の病気、心臓の病気、肺の病気、、、など、

 

 

根本的なことを解決するだけで、複数の症状が良くなることはあります。

 

 

栄養療法や、ヨガ、カイロプラクティックなど、慢性の不調を解決する手法はいろいろです。

 

 

 

 

新型栄養失調かどうかを知るためにはどうしたらよい?


 

 

詳細については、人によって栄養状態も違いますので、カウセリングが入口になるかと思います。

 

血液検査、唾液検査、尿検査、毛髪ミネラル検査、手のひらからの光測定による体内ミネラル組成の検査など検査も種類がありますが、必要に応じて行えばよいと考えます。

 

患者様の状態によっては、より専門的な医科クリニックへの対診も行っております。

 

当院のオーソモレキュラー(分子整合栄養医学)・サプリメント外来にてご相談可能です。

 

お気軽に当院までご連絡ください。

 

 

まずは新型栄養失調の改善を


 

 

なんとなくイメージは伝わりましたでしょうか。

 

元気に楽しく、季節の変わり目にもへこたれることなく、仕事も乗り切り、病院通いとおさらばし、休日を楽しめる身体をつくることは素晴らしいことだと思います。

 

 

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手塚 充樹 

Mitsuki Tezuka

歯科医師 博士(歯学)

D.M.D. Ph.D.

ヘルシーライフデンタルクリニック院長

healthylife-dental.com

きれいなお肌を作るなら赤いお肉をたべなさい

どうも、歯科医師の手塚 充樹です。

 

 

先日は、消化管・粘膜・皮膚科のセミナーに出席してきました。

 

医師が120名以上集まるとても人気な講習会です。

 

歯科医師はお見かけしただけでも1割に満たない比率でした。

 

 

口腔内も消化管だし何か参考になればと思い出席させて頂いたのですが、結果的に最高に有意義でした。

 

『きれいなお肌をつくるなら「赤いお肉」を食べなさい』という著書をお持ちの、柴 亜伊子 先生もご登壇されていました。

 

 
 
 
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赤身肉が赤いのは鉄分、血液豊富な証拠。 ニュージーランド産グラスフェッド(牧草飼料)ビーフ300gのステーキ。 スーパーで入手して家で焼くのが一番^^ グラスフェッドビーフの赤身肉は脂が少なくてペロッと食べれる感じ。 身体にも良いとくれば最高です。 #肉#ステーキ#赤身#グラスフェッド #ヒトは口から老いる#予防は食事から #アンチエイジング#抗酸化#抗糖化 #テヅカ歯科クリニック#ジンデンタルクリニック#歯医者#新橋#内幸町#川崎#東京 #beef#steak #newzealand #grassfed #biohack #tokyo#japan#dentist

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写真は私がたまに食べるようにしている赤身の牛肉、ニュージーランド産のグラスフェッドビーフです。

麻布のニッシンというスーパーで売っていますが、いきなりステーキを食べるより安く300g超のお肉をゲット出来ますよ。

 

 

目次

 

お口も消化管

 

消化する準備は食べ物を想像した瞬間から始まる

 

胃炎とピロリ菌と歯周炎の関係

 

粘膜は吸収のために必要、皮膚はその結果

 

ビタミンは足し算、ミネラルはバランスが肝心

 

GFCF(グルテンフリーカゼインフリー)は不可欠

 

口腔粘膜の話に戻ると

 

 

 

 

お口も消化管


お口も消化管です。

 

私が担当する歯科領域から始まり、しっかりと咀嚼された食べ物は、唾液と混じって食塊(しょっかい)となり食道→胃腸へと流れていきます。

 

消化する準備は食べ物を想像した瞬間から始まる


食べ物を消化する行為は、口に入れる前、食べ物を見たり、匂いを嗅いだり、想像したりしただけでも準備が始まります。

 

 

好物を想像するだけでも、脳から司令がいってインスリンというホルモンが分泌されたりすることも知られています。

 

 

コンビニでスイーツ選びをしている最中や、どこか美味しそうなお店の前を通った時など、身体は反応し、食べ物を消化する準備を始めるというわけです。

 

 

胃炎とピロリ菌と歯周炎の関係


萎縮性胃炎といって、胃の症状とピロリ菌の関わりが指摘されています。

 

ピロリ菌の除菌によって胃の症状を改善しようというやつですね。

 

ピロリ菌はヘリコバクター属に所属している細菌です。

 

最近は、非ピロリ性の萎縮性胃炎もあることがわかっており、ピロリ菌とは呼ばず、ヘリコバクターと総称として呼ぶようになってきているという話もあります。

 

 

実は、ヘリコバクターはお口の中にも存在します。

 

 

主に、カンジダというカビの菌などのイーストの中にいることがわかっており、

 

歯のクリーニングをして全体の歯石取りをやったあとに胃炎が起きる方がいますが、

 

その理由が、お口の中から胃の方へ流れていったヘリコバクターだという可能性が示唆されています。

 

カビの菌のそばでヘリコバクターが守られてしまっているため、抗生物質で除菌しようと思っても効かないことがわかっています。

 

 

口腔内にも胃炎の引き金となるような菌が潜んでいることがあるので、お口のクリーニングは、胃を守るためにも重要ですよね。

 

 

粘膜は吸収のために必要、皮膚はその結果


美肌を獲得したい場合、なにかを「塗る」ことを意識しがちだとは思いますが、皮膚科の先生いわく、塗ってもいいが本当の美肌は栄養素から解決していかないと獲得できないそうです。

 

 

消化粘膜の状態を整えてあげることは、消化吸収を良くします。

 

胃腸粘膜のバリアを整えることによって、無駄に毒素を取り込んでしまうことを防ぎます。

 

ビタミンは足し算、ミネラルはバランスが肝心


皮膚は、消化粘膜から消化吸収した「結果」でもあるので、日頃から過剰に糖質を摂りすぎないように、良い脂をとり、ビタミンを多く摂取して、ミネラルはバランスを意識する。

 

 

また、消化粘膜の状態を良くするにはアミノ酸や食物繊維など栄養素が必要です。

 

GFCF(グルテンフリーカゼインフリー)は不可欠


食欲のコントロールや腸内細菌を整えるためにも、糖質はコントロールしていく必要があります。

 

 

ただただ糖質を減らし、いつも通りの食生活から何も変えなかったら……

 

 

ただのガス欠になってしまいます。

 

 

糖質を減らした分、キチッと多価不飽和脂肪酸(主にオメガ3系の脂質)やタンパク質を摂取して、エネルギー不足は防ぐことがよい循環を生みます。

 

 

口腔粘膜の話に戻ると


お口の中でも、舌がヒリヒリしたり痛かったり、味がわかりにくかったり口内炎ができやすい、歯ぐきから出血しやすい、粘膜が弱い、、など

 

 

粘膜や歯や歯ぐきも何かしらのサインを出してくれます。

 

 

私が担当する歯科でも、そんなサインを敏感にキャッチしながら診療にあたることで、皆さんの健康の手助けができると考えています。

 

 

 

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手塚 充樹 

Mitsuki Tezuka

歯科医師 博士(歯学)

D.M.D. Ph.D.

ヘルシーライフデンタルクリニック院長