健康効果が次々に見つかるビタミンDについて
どうも歯科医師・歯学博士の手塚充樹です。
東京都港区新橋の歯科 ヘルシーライフデンタルクリニックの院長をやっております。
健康寿命延伸研究会 KJEKを主催して、日々口腔の健康と全身の健康を繋げるため、医療従事者や関心が高い方とつながりをもっています。
分子栄養学・分子整合栄養医学などを学んでいるため、全身の健康に関与する栄養素についてブログに記載しています。
ビタミンDがドイツやフランスでは冬のド定番ってホント?
ドイツでは、冬季うつを予防するために、日焼けサロンに入る方がいたり、寒い時期になると薬局の前面にずらりとビタミンDコーナーができるそうです。
また、フランスの友人から聞いた話ですが、冬に友人に会うと「今年はもうビタミンD飲んだ?」という挨拶が存在するほど皆さん意識をしているそうです。
今回のブログは、そのビタミンDについて少し記載したいと思います。
ビタミンDってなに?
ビタミンD2(エルゴカルシフェロール)、ビタミンD3(コレカルシフェロール)の総称とされています。
主に、植物にはビタミンD2が存在していて、動物にはビタミンD3が存在しています。
過去から、ビタミンDは骨の代謝に深く関わるといわれており、カルシウムやリンの代謝のためにビタミンDの摂取が必須になります。
近年では、多くの方にビタミンD不足の傾向があり、小児が急に立てなくなったり歩行できなくなったりすることの原因が、ビタミンD不足の「くる病」という疾患だったという例もあったそうです。
ビタミンDが不足する理由は?
ビタミンDの摂取源は、食品やサプリメントから摂取されたものと、皮膚が紫外線を受けて、コレステロールから合成されるものがあります。
食材以外でビタミンDが不足する要因としては、日焼け止めの塗布や、日差しを過度に避ける生活、外出自粛により室内での生活により日光に当たらない生活、食生活の偏り、曇りや雨が多い地域の居住などの原因が考えれられます。
ビタミンDの効果は骨をつくることだけ?
ビタミンDの効果は、骨をつくることだけではありません。むしろもっと最近の私たちにとって大事な効果がたくさんあります。
そのため、「ビタミン」という昔の「補酵素」という、ちょっとあれば足りるお助けマン的な存在感ではなく、もっと重要な「ホルモン」と同義の働きをすることが分かっています。
では、ビタミンDにはどのような効果があるんでしょうか。
一つは免疫機能の調整です。免疫が過剰に暴れないようにしたり、時には免疫機能を活性化させることに関わったりしてバランスを取る役割をしています。
アレルギーとも深い関わりがあります。
その他、腸内環境を改善したりいろいろな効果が確認されているので、以下のリンクの音声でも紹介しています。
ビタミンDの大事さが伝わらない日本。
— Mitsuki 手塚 充樹@口と体の健康をつなぐ歯科医師 (@Mitsuki_Tezuka) 2021年5月16日
ドイツでは、冬季うつ病を予防するために日焼けサロンに入る人がいたり、ビタミンDの摂取を促すために薬局などの前面にズラっと並ぶらしい。
免疫能を調節する効果も確認されていて、かつ欠乏気味なビタミンです。
亜鉛、ビタミンD、マグネシウム大事。
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