HLDC院長手塚充樹のブログ

健康寿命延伸型歯科医院実現へ向けて

今の時代、健康上手は栄養素をどう選ぶ?

歯科医師の手塚 充樹です。

 

私自身、小学校高学年から大学6年生までバスケットボール部に所属しており、学生時代に身についた食欲やアルコールの摂取欲など、そう簡単には衰えません。

 

が、自分は栄養素の摂取の仕方や、種類、量をコントロールすることで、太りにくく、疲れにくく、風邪をひきにくく、花粉症になりにくく、集中力が持続して仕事でパフォーマンスを発揮できる状態を獲得することができました。

 

ちなみに今でも、ラーメンやトンカツだって週に何回か食べます。

 

 

皆さんは「新型栄養失調」という言葉をご存じですか。

 

現代において栄養失調なんてありえない?


 

私自身は、現代の食生活において、過去に食糧難があったような時代とは違い、牛丼なども安く食べれるし栄養失調なんてありえない。と思っていた節もありました。

 

現状は少し違います。

 

このお話は、生きていくために必要なエネルギーの話ではなく、病気にならないために必要な栄養素のバランスのお話です。

 

 

 

昔よりも栄養素(ビタミン、ミネラル)を摂取しにくくなっている?


 

野菜の栄養素の減少と野菜の価格の高騰

 

近年、野菜の栄養素の減少が明らかになっています(50年前と比較)。

 

日本の野菜の作り手さんが減っていることなども影響して、野菜価格の高騰も日頃からひしひし感じますよね。

 

 

 

各栄養素の欠乏(鉄分、亜鉛、そのほか男女共通のビタミンミネラルの不足傾向)などがそのような側面からも起こりやすくなってきています。

 

 

糖質は比較的お手軽に摂れてしまうのが難点


 

チョコレート、飴、せんべい、グミ、キャラメル、、、

 

うどん、丼、パスタ、そば、菓子パン、、、

 

けっこうコンビニなどに置いてあって手軽にお腹を満たせるんですよね。

 

でも、太るし疲れるんですよね。

 

 

 

なんで新型栄養失調なのになんの問題もなく生きていられる?


 

 

ひどい病気の発症は20年~30年後

 

 

一般的に、入院が必要になるほどだったり日常生活に支障が出るほどの病気が発症するまでには年数がかかることがわかっています(ほとんどの方は栄養状態が影響してそんなに年数がかからなくてもどこかしらに症状が出ている)。

 

 

お酒に強い人や弱い人、糖質の代謝が上手くできる人できない人、いろんな方がいらっしゃいます。

 

 

風邪をひきやすい人ひきにくい人、アレルギーが出やすい人出にくい人、、、

 

 

人間、危機的な状況になれば縁の下の力持ちのような回路が働いて生命の維持ができるように持ちこたえることができます。

 

 

しかし、危機的な状況にもついに耐えきれなくなり、どこかで破綻が飽きた場合、外科手術や入院、薬物療法などを使い治療を行っていく運命がスタートしてしまうのです。

 

 

疲れやすくないですか?爪は荒れやすくないですか?眠りは良好ですか?イライラしやすくないですか?歯ぐきから出血を繰り返しませんか?お肌の不調は気になりませんか?


 

じつは上記の症状は、同じような根をもっていると考えられます。

 

大体、似たような栄養素の欠乏によって起こっていると考えられます。

 

それと、新型栄養失調とは深い関わりがあります。

 

 

 

認知症もがんも心筋梗塞もいろんな病気の特効薬をひとつずつ探していくよりも、根本的な改善をした方が早いのでは……


 

日本での感覚、少なくとも私が感じるのは、好きなように人生を過ごして、あと、身体がまずいことになったら医師・歯科医師(もしくは御家族)が何とかしてくれるだろうと考える方も少なくはないのではと思います。

 

これから高齢社会の世界トップクラスを迎える日本においては心配な発想だと思います。

 

 

私が担当してるお口の中も身体の一部ですし、体全体とは血管や神経で繋がっています。

 

 

お口の中の細菌が歯ぐきのバリアを破って、身体の中へ侵入を繰り返していても生活習慣病は起こります。

 

お口の中のバリア機能を整える意味でも栄養は重要です。

 

歯科からお身体の健康を支える内容についてはこちらでも書いていますのでご興味があればご一読ください。

 

 

胃の病気、皮膚の病気、心臓の病気、肺の病気、、、など、

 

 

根本的なことを解決するだけで、複数の症状が良くなることはあります。

 

 

栄養療法や、ヨガ、カイロプラクティックなど、慢性の不調を解決する手法はいろいろです。

 

 

 

 

新型栄養失調かどうかを知るためにはどうしたらよい?


 

 

詳細については、人によって栄養状態も違いますので、カウセリングが入口になるかと思います。

 

血液検査、唾液検査、尿検査、毛髪ミネラル検査、手のひらからの光測定による体内ミネラル組成の検査など検査も種類がありますが、必要に応じて行えばよいと考えます。

 

患者様の状態によっては、より専門的な医科クリニックへの対診も行っております。

 

当院のオーソモレキュラー(分子整合栄養医学)・サプリメント外来にてご相談可能です。

 

お気軽に当院までご連絡ください。

 

 

まずは新型栄養失調の改善を


 

 

なんとなくイメージは伝わりましたでしょうか。

 

元気に楽しく、季節の変わり目にもへこたれることなく、仕事も乗り切り、病院通いとおさらばし、休日を楽しめる身体をつくることは素晴らしいことだと思います。

 

 

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手塚 充樹 

Mitsuki Tezuka

歯科医師 博士(歯学)

D.M.D. Ph.D.

ヘルシーライフデンタルクリニック院長

healthylife-dental.com