HLDC院長手塚充樹のブログ

健康寿命延伸型歯科医院実現へ向けて

噛むことで健康に!タンパク質の摂取・消化吸収・代謝について

なぜ口の中を健康にしておくことが体の健康に繋がる?

 

どうも、歯科医医師・歯学博士の手塚充樹と申します。よろしくお願いいたします。

今回のブログは、なぜ口の中を健康にしておくことが体の健康に繋がるのかを、歯科医師・歯学博士の立場からご説明します。

健康寿命延伸研究会 KJEKという勉強会をやっておりまして、一般の方にも健康寿命延伸や健康関連、お口関連の情報を提供していきたく、イベントやセミナーなども企画していく予定ですので、良ければLINE公式アカウントなどチェックしてみてください。

 

健康寿命延伸研究会 公式アカウント | LINE Official Account

 

 

 

 

噛むことがどうやって健康にかかわっている?

 

 

今日は噛むことについてお話をしたいと思います。

歯がたくさんあることは大事なことだというのは、皆さんご存じだと思います。歯がないことは健康にも悪いことだというのは、判ってくださっていると思います。

では歯がなくなることによるデメリットは栄養面ではどんなことでしょう?

 

今回のブログの内容を音声で聴いた方が楽だ、という方はこちらからどうぞ↓

 

 

 

 

 

噛むことをタンパク質の代謝の観点から。噛める食べ物?噛めない食べ物?

 

噛むことがどれだけ体の健康に関わっているかということを、まずはタンパク質の代謝から説明したいと思います。

人は歯がない状態とある状態で、無意識、もしくは意識して、徐々に噛み応えがあるものを避けてしまう傾向があります。

たとえば噛み応えがあるものでいうと、噛み切りにくいお肉、魚、ピーナッツ、ナッツ類、海藻類、生野菜とか。非常にミネラル、ビタミン、あとはタンパク質。

 

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やはりタンパク質は肉や魚に多く含まれます。噛まないと、細かく分解しないと、なかなか体に吸収できないものが多いんです。

なので工夫して食べるなどしない限り、だいたいの方は空腹感を満たすため、外食が中心だとお米やうどんなど、食べやすいものが主体になりがちです。

これが糖質、これがタンパク質、これが脂質、と考えながら食事をしてらっしゃる方はあまり多くないと思います。

なので余計に、エネルギーとして腹持ちが良いし蓄えられるということで、うどんを選んだりされると思います。好みでカレーライスが好きで、カレーが食べやすいからカレーを食べる、となっていきます。

ほとんどの方は「あまりタンパク質が入ってないな」とか考えながら食べていないと思うんです。

 

各栄養素の役割を考えないで食べ物を選ぶ前提の元に立つのであれば、やはり歯を綺麗に残しておくことが大事です。

無意識でも、噛み応えがあるものも食べるようになるからです。たまにステーキ屋さんにも足を運ぶようになると思います。徐々に食べれないものが増えてくることがないので、そういう意味でも歯は大事なんです。

 

ヒトのエネルギー源は?

 

人間は、糖質、タンパク質、脂質、全部エネルギーの元にできます。

なぜそれを意識しなければいけないのか。

実は体はタンパク質をアミノ酸に分解して体の中にプールしているんです。体には「アミノ酸プール」という概念があって、その貯金の中から、新しくタンパク質を作る。たとえばウィルスに対する免疫のために必要なタンパク質だったり、筋肉を作るためのタンパク質だったり。タンパク質が足りなくなると、そういった有益なタンパク質を作るために自分の筋肉などを壊してなんとか原料を得ようとする。ここで、日ごろからタンパク質を摂取し消化吸収・代謝できている方と違いが大きく出るんです。

 

 

サルコペニアという筋肉が減少する状態とは?

 

タンパク質が食べれていて、食べ物からしっかり供給が入ってくれば異常なことは起きません。足りないと、自分の筋肉を壊してアミノ酸に分解し、それをエネルギーの代謝、人間のガソリンを燃やすのに使ってしまったりします。

たとえば糖尿病が非常に進行してくると、筋肉が痩せてきてしまう。糖尿病というと自己管理ができていなくて太っている方を想像されるかもしれませんが、逆に痩せてきてしまう現象が起きたりします。それが結果的にはサルコペニアといって、筋肉量が少なくなって、高齢者になったときに虚弱体質みたいになってしまうことが今問題視されています。

 

歯がないこととタンパク質の関係?

 

その源流というか、食事選びでだんだん無意識にタンパク質が減ってしまう原因のひとつは、「歯がないこと」になってしまいます。しっかりした歯と噛める状態を作っておくこと。タンパク質の代謝が低下することで、筋肉が最終的には痩せてくる方向にも行くということです。

 

あとはタンパク質が、精神を司っている神経伝達物質セロトニンメラトニン、寝るために必要なホルモン、精神を安定させるためのホルモンを作る原料になっています。人間はそれを原料にして、ビタミンやミネラルを使って、寝るためのホルモン等を作っているんです。

肉や魚が食べられなくなったところで、圧倒的タンパク質の摂取量が減ってしまうことになりかねません。精神的にも低タンパクが不安定を引き起こしてしまうこともあります。うつ症状などが出てきやすくなったり、眠りの質が低下してしまったりすることがあります。

 

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なのでやっぱり、サプリメントなどを賢く選ぶことも場合によっては有効なんですが、「基本は食事から」というのが大原則です。しかしながら、基本は食事からとか食事はバランスよくとかいわれても、何を食べれば良いのか、ということはいまいちピンとこないこともありますよね。

 

 

噛み応えがあるものは栄養価が豊富なことが多い

 

ひとつ今日はタンパク質ということ、噛み応えのあるものにタンパク質が多い。もしくはミネラルやビタミンが含まれていることが多い。そういうことをまず知って頂いて。

人生100年時代なんて言われています。すごく長く感じる方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。その間ずっと元気で生きていくのと同時に、楽しく食事ができるためには、やはりたまには肉も食べたいでしょうし、焼肉やステーキも食べたいでしょう。他にも噛み応えがある美味しいものはたくさんあると思います。

食感を楽しむこと、食事の内容を楽しむことが、結局は栄養バランスも整うことに繋がるので「バランスの良い食事を心がけましょう」という漠然とした言葉がいろんなところで言われていると思います。

 

ひとつ今日覚えて頂きたいのは、タンパク質の摂取が減ってくると、筋肉も痩せてきたり、弱い体になっていくことがあり、精神的にも弱い状態になりがちです。タンパク質がすべてではないんですが、ひとつ、歯がないことによってタンパク質と糖分のバランスの乱れが引き起こされることも多いので、良ければ参考にしてほしいと思います。

 

あなたの噛める能力を判定する検査とは?

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グルコセンサーGS-Ⅱという糖分を測定する機器

ちなみに最近保険診療で、「歯がなくなってしまった方がどれくらい噛めているのか」という検査が、グミを噛んでどれだけグミを噛み砕けているかを測る検査が、歯科の分野で出始めています。

すでに歯を失ってしまった方も、入れ歯が合っていない状態でグミの検査をして、良い入れ歯、合っている入れ歯を作ってみて、その入れ歯が入ったときにもう1回同じグミを噛んでみて、どれだけ切り刻めているのかをドクターと患者さんで理解して、お食事の内容も相談しながら決めていくことが、お体の健康を守ることに繋がります。

「すでに歯がないんだけどどうしよう」と思っている方がいらっしゃれば、そうやって測ることができるようになっているので参考にしてみてください。

 

 

健康寿命延伸研究会 KJEKの今後の活動

今回の噛むことについては僕も非常に大事だと思っているので、このグミの検査を活用したような一般の方向けのイベントとか、お料理を作ることについてとか、どんな食材を食べるべきか、なんていう話もKJEKの勉強会発信でなにかできたらいいなと思っています。

そういったイベントなどに参加する、ご興味がおありだったり、もしくはご家族で興味関心がある方がいらっしゃれば、当研究会のLINE公式アカウントをおすすめ頂くと、通知がタイムラインなどに表示していくと思います。

もし直接受け取りたいという方はチャット等、もしくはスタンプ等を送って頂ければ直接紐づけることができます。ダイレクトなお問い合わせややり取りも可能になりますので、無料なのでぜひ登録してみてください。

 

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今日のブログを音声で聴きたい方はコチラ↓

 

 

 

 

 

 

手塚 充樹の活動内容

 

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ビタミンDの大事さが伝わらない日本

健康効果が次々に見つかるビタミンDについて

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どうも歯科医師・歯学博士の手塚充樹です。

東京都港区新橋の歯科 ヘルシーライフデンタルクリニックの院長をやっております。

健康寿命延伸研究会 KJEKを主催して、日々口腔の健康と全身の健康を繋げるため、医療従事者や関心が高い方とつながりをもっています。

分子栄養学・分子整合栄養医学などを学んでいるため、全身の健康に関与する栄養素についてブログに記載しています。

 

ビタミンDがドイツやフランスでは冬のド定番ってホント?

ドイツでは、冬季うつを予防するために、日焼けサロンに入る方がいたり、寒い時期になると薬局の前面にずらりとビタミンDコーナーができるそうです。

また、フランスの友人から聞いた話ですが、冬に友人に会うと「今年はもうビタミンD飲んだ?」という挨拶が存在するほど皆さん意識をしているそうです。

今回のブログは、そのビタミンDについて少し記載したいと思います。

 

 

ビタミンDってなに?

ビタミンD2(エルゴカルシフェロール)、ビタミンD3(コレカルシフェロール)の総称とされています。

主に、植物にはビタミンD2が存在していて、動物にはビタミンD3が存在しています。

過去から、ビタミンDは骨の代謝に深く関わるといわれており、カルシウムやリンの代謝のためにビタミンDの摂取が必須になります。

近年では、多くの方にビタミンD不足の傾向があり、小児が急に立てなくなったり歩行できなくなったりすることの原因が、ビタミンD不足の「くる病」という疾患だったという例もあったそうです。

 

ビタミンDが不足する理由は?

ビタミンDの摂取源は、食品やサプリメントから摂取されたものと、皮膚が紫外線を受けて、コレステロールから合成されるものがあります。

食材以外でビタミンDが不足する要因としては、日焼け止めの塗布や、日差しを過度に避ける生活、外出自粛により室内での生活により日光に当たらない生活、食生活の偏り、曇りや雨が多い地域の居住などの原因が考えれられます。

 

 

ビタミンDの効果は骨をつくることだけ?

 

ビタミンDの効果は、骨をつくることだけではありません。むしろもっと最近の私たちにとって大事な効果がたくさんあります。

 

そのため、「ビタミン」という昔の「補酵素」という、ちょっとあれば足りるお助けマン的な存在感ではなく、もっと重要な「ホルモン」と同義の働きをすることが分かっています。

 

では、ビタミンDにはどのような効果があるんでしょうか。

 

一つは免疫機能の調整です。免疫が過剰に暴れないようにしたり、時には免疫機能を活性化させることに関わったりしてバランスを取る役割をしています。

アレルギーとも深い関わりがあります。

 

その他、腸内環境を改善したりいろいろな効果が確認されているので、以下のリンクの音声でも紹介しています。

 

 

 

 健康寿命延伸研究会 KJEKについて

 

健康寿命延伸研究会 KJEKでは、医療従事者のメンバーを募集しています。

一般の方向けにもスタンドFMや、クラブハウストークなど音声で健康のことを伝える活動も行っています。

LINE公式アカウントにお友達になっていただくとセミナーや活動情報が提供されます。

ご不明な点等ございましたらLINEチャットからお気軽にお問い合わせください。

 

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子供のむし歯を作らないようにするための食事法とは?

子供のむし歯を作らないようにするための食事法とは?

 

どうも歯科医師・歯学博士の手塚充樹と申します。

 

お子さんの虫歯が出来ないようにしたいと考えている若いパパママに向けて発信します。

 

 

子供にむし歯になってほしいと思う親はいない?

恐らく子供に虫歯になってほしいと思っている親はいないと思います。

 

むし歯になると歯科医院に連れて行かなきゃいけなくなったり、お子さんが治療の際に泣いてしまったり、色々嫌だと思うこともあるかもしれません。

 

 

良く噛むことはなぜよい?

 

第1に、よく噛むことというのがとても重要になります。

 

その理由は、むし歯にならないようにするためということだけではなく、体全体の健康を作るためにとても大事なことです。

 

唾液が出ることを促すことで、消化に必要な酵素が唾液から沢山食べ物とからみます。

 

唾液は、抗菌物質も含むので免疫にもとても大事です。

 

噛むことは唾液以外にも、脳にも良い刺激を与えます。

 

歯と骨は直接くっついているわけではなく、「歯根膜」という組織が間にあります。

 

この歯根膜のおかげで硬い物、柔らかい物、キャベツやパンなどの食感が違うものが脳でわかるようになっています。

 

この歯根膜には細い血管も通っていて、骨と歯の間にウォーターベッドのような恰好で存在しています。

 

血管が縮んだり開いたり、噛むことによる刺激が伝わります。

 

歯の周りを支えている骨は、「歯槽突起 しそうとっき」といって、突起状の骨です。

 

突起という名前がつくのは、歯の周りを支えるためだけに顎の骨から伸びてきているからです。

 

そのため、歯にあまりかみ合わせの力がかからなかったり、歯が抜けたりすると歯槽突起は徐々に吸収されていって骨が痩せてきます。

 

 

 

糖質の早食いはむし歯の発生だけでなく、ストレス、知能低下も?

 

お子さんは消化機能が未発達なうちはタンパク質の消化もあまりよくできなかったりするので、よく噛んだ方が良いですし、果物や野菜などから、糖質を摂取する機会が増えると思います。

 

そういったような、糖質を早食いしてしまうと、お子さんでも血糖値を急上昇させてしまうことに繋がりますので、血糖値の急降下を招き、精神的なストレスに繋がることもあります。

 

血糖値が急降下すると、体が踏ん張ってまた血糖値を正常なレベルまで押し上げる必要が出てくるためです。その際にコルチゾールやアドレナリンといったホルモンが分泌されます。

 

また、お子さんの口内炎ができやすいことに悩んでる親もいらっしゃるかもしれませんが、口内炎ができやすい原因のひとつに、ビタミンBの欠乏があります。

 

糖類を摂取するたびに、代謝するためにビタミンBを消費するので、あまり大量の糖質を摂りすぎると、ビタミンBが足りなくなって、口内炎ができやすくなる可能性があります。

 

先ほどお話したように、ただでさえタンパク質の摂取量はそんなに取れないので、大量のビタミンB群を取るようにするよりも、糖質の取り方をちゃんと考えてあげることでビタミンBの消費を抑えていくことが良いと思います。

 

例えば以下のような書籍もお勧めです↓

 

医師が教える子供の食事大全 | 櫻本 美輪子, 定 真理子 |本 | 通販 | Amazon

 

 

 

 

 

 

 

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あなたがむし歯になりやすく、疲れやすい理由

 

どうも歯科医師・歯学博士の手塚充樹です。

あなたがむし歯になりやすく、疲れやすい理由

 

 

 


あなたがむし歯になりやすくて疲れやすい理由

 

むし歯はなぜできている?

 

むし歯は、分かりやすく言えば歯が溶ける病気です。

 

むし歯になりやすい方が、ずっとむし歯になりやすい傾向があるのは、歯が溶けやすい状態が続いているからです。

 

 

むし歯ができやすい3つの理由

 

簡単に理由を三つほどあげてみました!

 

1.砂糖の摂りすぎ

 

2.砂糖が欲しくなってしまう体内環境になっている

 

3.胃酸の逆流など、口の中が酸性に偏りやすくなっている



この三つのどれもがお口の中を酸性にしやすい傾向です。

 

1.の「砂糖の摂りすぎ」については、例えばスポーツや運動を行うということで、良かれと思って、糖質が豊富なスポーツ飲料などをがぶがぶ飲んでしまっている人もいます。

 

もしくは大量の白米を摂取することが望ましいと考えて、朝昼晩とたっぷり糖質をとられている方もいらっしゃいます。

 

または、甘い炭酸の飲み物、カフェラテ、栄養ドリンクやアルコール飲料、間食、ドレッシングなどの調味料などから全てを足し算すると1日にかなりの量の砂糖を摂取してしまっている方もいらっしゃいます!



1.のような食生活を続けていると2.ような、より砂糖を摂取したくなる体内環境に近づいていきます。

 

自分も経験があったのですが、朝ご飯にしっかり白米と納豆と卵と味噌汁を食べた日でもお昼にはお腹がグーッと鳴って、またラーメンや定食などを食べて、夜にはまたお腹が空いてきてしまうという状態でした。

 

自分はこの食生活は良いことだと思って続けていたのですが、どんどん食欲は増してしまい、食べ過ぎな傾向が続いたりだるくなってきたり、イライラしやすくなったり、太ったりしてきました。

 

この原因の一つとして、ビタミンB群の不足とビタミンB群の大量消費も関係しています。




ビタミンB群って何をしてくれるもの?

 

ビタミンB群は私達の体の活力を養うためにあらゆるところで働いています。

 

よくニンニク注射と言って滋養強壮の効果を期待して注射を打つ方もいらっしゃるかもしれません。

 

このニンニク注射はニンニクが入っているわけではなく、ビタミンBの匂いがニンニクに似ているのでにんにく注射と名付けられています。




ビタミンBを消費してしまうとは、どういうこと?

 

実は三大栄養素といわれている糖質とタンパク質と脂質が身体の活力を養っているのですが、その中でも、糖質をエネルギーに変えていく際にビタミンB群を比較的多く必要とします

 

よくわが国で使われているフレーズ、「バランスが良い食生活」というのも、どんなものがバランスが良い食生活なのかということがわからないという声もよく聞きますよね。

 

一つは糖質の量とビタミンB群のバランスも整えていくことが大事だと思います。

 

糖質の量が多過ぎるとビタミンBが足りなくなるということを覚えておいていただきたいです。

 

ちなみにビタミンBの消費が激しすぎると、脚気と言って人が死亡する状態にまで発展します。



疲れやすいこととは、どんな関係がある?

 

さまざまな要因があるのは間違いないのですが一つは眠りの質が低下してしまうということが挙げられます。

 

眠るために、よく美容の世界で成長ホルモンという言葉が使われますよね。

 

その眠るためのホルモンの一つに、メラトニンというものがあります。

 

メラトニンはタンパク質を原料にして、ビタミンB群などを使いながら作られます。

 

その他、詳細については動画でもご紹介していますのでよければご覧ください(^^)

 

 


あなたがむし歯になりやすくて疲れやすい理由

 

 

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老化≒病気 ~口・腸・脳が肝腎~ 東京都港区新橋歯科ヘルシーライフデンタルクリニック院長ブログ

こんにちは歯科医師 歯学博士(口腔内科学専攻)の手塚充樹です。

 

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老化は誰にでも起こるもの?

老化≒病気

今日は老化という現象が病気とかなり近いものだということが分かってきたということについてブログにしたいと思います。

 

 

老化って防げない、年々必ず起こる現象?

皆さんは老化と聞くと今までは必ず年々起こることで防ぎようのないものだと思って思いたのではないでしょうか?

実は最近老化現象というものが病気として認識できるようになってきているといわれています。

病気として捉えられるということは治すこと、病態の進行を遅らせたり止めるができるということを意味します。

老化現象というと、なんとなく、ヨボヨボになるイメージ、おじいちゃん、おばあちゃんになるイメージがあるかもしれませんね。

見た目だけではなくて、体の内面の老化が重要です。

成人したての若いころからも日々起こっています。

 

老化と生活習慣病

生活習慣病」という言葉は今や有名かもしれませんが、高血圧症や糖尿病、糖尿病による腎臓や目などへの障害、脂質代謝の異常などのことを指します。

 

これらの病気は、もっとひどい状態、アルツハイマー認知症心筋梗塞脳梗塞、アテローム動脈硬化症、下肢切断、骨折、寝たきり、失明などなどいわゆる人の健康寿命を短くしてしまうと考えられています。

この生活習慣病、老化現象と密接な関わりがあることから、老化を日々抑えていければ、結果的に人の健康寿命を延ばすことにもつながることが期待できます

 

世界の専門家や富裕層は今までの常識では聞いたこともないような物質を摂取している

今、世界の予防医療の専門家や、世界の富裕層の間では、一般的な予防に興味がない方が聞いたこともないような物質をサプリメントなどで摂取しています。

 

 

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腸内環境

腸内環境が悪くなるとは?

近年ではどうやら腸内環境の悪化や、腸の粘膜の荒れや腸内細菌の数や種類が少なくなって、バリエーションが乏しくなったり、腸の長さそのものが短くなってしまうことが問題視されています。

 

腸内環境が荒れていると、食事や飲みもの、栄養素全般から良いものだけではなくて悪いものまで身体に吸収してしまうことも知られており結果的に体内に炎症を起こしてしまったり、エネルギー代謝が悪くなるということがわかっています。

炎症が起きているとフリーラジカルというものが発生するので結果的に細胞がダメージを受けることで老化が促進されていきます。

ということで、腸内環境が老化の鍵と言われてきています。

 

 

”老化の鍵”である腸内環境と歯科医師の仕事の関わり

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腸 between 口

そこで、果たしてそこに歯科医師がどのように関わっていけば腸内環境を守り老化を遅らせることができるかということも、このブログで伝えていきたいです。

 

 

口・腸・脳が肝腎

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口・腸・脳が肝腎

腸より手前にある消化管は?

腸は確かにものすごく大事な消化器官であることは間違いはありません。

その手前にある消化管はなんでしょう?

実はお口の中も消化管の一つであり最も上流に存在している消化管は口です(厳密にいえば、人は目や鼻で食べ物を感知しただけでも消化活動を始めます)。

 

お口の中の細菌叢(マイクロバイオーム)

お口の中にも細菌叢(マイクロバイオーム)というものが存在していて細菌の総数は百億個以上といわれております。

お口の中にも、腸内環境と同様に善玉菌・日和見菌・悪玉菌という三種類の菌がいることが分かっています。

食生活や歯みがきの習慣などによって、菌のバランスが乱れて悪玉菌が増えると歯周病が発症したりすることが知られてきています。

さらに、お口の中に悪玉菌が増えることで、それらは食事と一緒に胃腸の方へ流れていきますので、お口から始まって悪玉菌が腸の中で定着してしまうということも分かってきており、その結果、腸だけではなく肝臓に炎症を起こしてしまうケースもあります

 

 

解毒に肝腎な臓器

肝心(肝腎)という言葉がありますが、肝臓や腎臓は解毒に対して働いている、非常に大事な臓器です。

肝臓に炎症が常に怒っていると解毒のプロセスも阻害されてしまいます。

 

食事の中に毒は含まれる?

毒といえば何を想像しますか?

昨今の現代人の食生活の中では、農薬や添加物などの微量な毒素が常に体の中に入ってくるので、解毒のプロセスはしっかり機能させておかないといけません。豆類に含まれるアフラトキシンというカビ毒なども今となっては名前を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

 

解毒と言えば、サプリメントや点滴などで解毒をしていくやり方もありますが、そもそも炎症が取り除けていないとアプローチとしては弱いものになってしまうので、炎症を取ることは非常に大切です。

 

私は歯科医院の中でお口の中に炎症がある方の体の炎症まで測定していることがあるのですが、驚くことに、お口の中の炎症が体の炎症を引き起こしていることを強く疑う例が少なくありません。

 

その理由は、お口の中の炎症を抑えるために歯周病の治療などを行うことで全身の炎症が治まってきていることが確認されているからです。

 

 

口と腸どちらにも味覚がある

口と腸どちらにも味覚があるといわれてきています。

口に味覚があるのは当然ながら、腸にも味覚があるなんて信じられますか?

腸内には、糖と塩を一緒に取り込むチャンネルがあることが分かっています。

腸も栄養素を感じて取り込んでいるということで、生物学的な進化の過程で徐々に変化していって今に至ると考えられています。

 

腸が食欲を出すとなると脳も刺激される

腸が、「第二の脳」と称されることがあります。

腸が脳と考えられるほど、食欲や精神状態にまで関わっているからです。

脳がない生物はいるが、腸がない生物はいないといわれています。

腸があるということはどこかに口があるわけなので、口がない生物も非常に少ないのではないかと思いますが。

 

食生活の偏りによって、食欲が必要以上に増してしまったりすることもあるといわれています。

 

口・腸・脳が肝腎

今回のブログではお伝え出来なかった内容もありますが、なるべく簡単に、老化≒病気という話から、口と腸と脳と肝臓と腎臓などのつながりについて記しました。

次回をお楽しみに。

 

 

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舌がしみる、ヒリヒリするなどの症状にお困りですか?東京都港区新橋の歯医者ヘルシーライフデンタルクリニック

どうも、歯科医師・歯学博士(口腔内科学専攻)の手塚充樹です。

 

口腔外科領域の病気、舌や唇や頬などの口腔粘膜の病気、味覚障害、舌痛症などの病気も担当します。

味覚障害や口腔粘膜の症状は栄養状態のバランスの乱れからくることもあるので、栄養医学(オーソモレキュラー、分子整合栄養医学)などの領域を勉強し、予防医学予防歯科にも日々研鑽を積んでおります。

 

専門的な歯周病治療や、インプラントやセラミック治療、ダイレクトボンディング、マウスピース矯正などをお考えの場合もご相談ください。

 

 

 

急に舌がしみる??

 

急に舌がヒリヒリしたりしみる感覚に見舞われたことはありますか?

 

原因には複数考えられるものがあります。

 

1.鉄分の欠乏

鉄分が不足してしまうと、舌炎(ぜつえん)といって舌に炎症が起きてしまうことがあります。

舌の表面がツルツルになったり、赤くなったりして、ヒリヒリしたり灼熱感がでるのが特徴です。

 

鉄分が足りなくなることはあるの?

「隠れ鉄欠乏」という言葉を聞いたことはありますか?

 

鉄分の欠乏は、月経でも起こるといわれておりますので、鉄欠乏は主に女性に起こりやすいです。

 

鉄欠乏性貧血という状態が、舌の炎症や痛みにつながるといわれています。

 

鉄欠乏性貧血の診断は血液検査を用いて行います。

 

しかしながら、この鉄欠乏性貧血。血液検査で診断がつくのは結構重篤な状態です。

 

「隠れ鉄欠乏」がなぜ重要なのか。

実は、舌のヒリヒリ感や灼熱感については、鉄欠乏の「傾向」があっても、鉄欠乏性貧血と出る症状が一緒であることが言われております。

 

そのため、「隠れ鉄欠乏」という表現が用いられています。

 

他に隠れ鉄欠乏で起きる症状には以下のようなものがあります。

 

□朝起きるのがだるい

□立ちくらみ、めまいがある

□手足が冷えやすい

□元気がでない

□爪の状態が悪い

□よくあざができる

□歯ぐきから出血する

 

他にも該当する症状は有りますが大体このような感じです。

 

普段から、レバーが苦手だったり、その他の鉄分を含む食材を食べない女性は、月経によって月に1回多くの鉄分を失ってしまうので、知らぬ間に鉄分が足りなくなることが多いといわれています。

 

当然、鉄分だけが足りなくて上記の症状が出ている方もいらっしゃればその他のビタミンB群やビタミンC、亜鉛などの不足によって症状が出る方もいらっしゃいますので、血液検査や症状などから拝見させていだくことが必要です。

 

 

2.カンジダ(真菌、カビの菌)が増えている

 

カンジダというカビの菌がお口の中や腸などに生息していることをご存知ですか?

 

あまり量が多いと、鼻の穴の中のCT写真に写ってきたり、口腔粘膜には白い斑点のようにみえることもあります。

 

舌の乳頭といって舌の表面は絨毯のようになっています。

 

カンジダというカビの菌が粘膜に悪い作用を及ぼすと、舌の表面が表面がぼこぼこしたり、赤くなったり様相が変化してきます。

 

カンジダ症は必ずしもカビの菌の多さと症状が比例するわけではないことが知られているのですが、舌の表面や頬の粘膜のカビの菌を検査することはできるので、お気軽にお問い合わせください。

 

保険適応ですし、お口の粘膜をこすらせてもらうだけです。

保険診療では、カビの菌に対するお薬(抗真菌薬)を処方することも可能です。

 

 

 

3.歯が尖っている部分がある

意外かもしれませんが、かみ合わせの関係、歯ぎしりなどの結果として歯が尖っている部分ができてしまうこともあります。

 

もしくは、部分入れ歯などの金具などが尖っていて舌の粘膜を刺激してしまっている場合もあります。

 

尖っている部分を研磨用の器具で丸めてあげることで痛みも落ち着いた方を複数例経験しています。

 

ささいな鋭縁が原因になっていることが多いので触診で確認しています。

 

 

4.舌痛症

舌痛症とは

舌痛症(ぜっつうしょう)という病気があります。症という漢字がついている疾患は、わりと原因などがあいまいです。

 

結果として舌が痛くなっていることを病名にした感じです。

 

上記の三つのようなものも総合して診査させていただきます。

 

それでも当てはまらない場合には、精神的なものという判断になります。

 

しかしながら、この「精神的なもの」。大学病院で診察をさせていただいていたときは、「精神的なもの」として片づけていたのですが、最近になって、「精神的なもの」として片づけてはならないのではないかと考えるようになりました。

 

精神的な病気が起こることにも原因が見つかることがあります。

 

より深く口腔内科的なことに思いを馳せると、精神的なことですら体内の分子の代謝障害であることがわかります。

 

「精神的なこと」として片づけて良かったのか

今思えば、大学病院の診療をしていた時は、精神的なことからくる症状についてどのように対応すべきか分かっていませんでした。

 

今となっては、本当に、体の中の分子の代謝障害によっていろいろな症状が精神状態も含めて現れるという可能性について考えることができるようになっているので、あの頃にもどれたら、大学病院にいらっしゃっていた数々の舌痛症の患者さんはどうなっていたんだろうと考えたりすることもあります。

 

昔から、うつ病セロトニンという物質の代謝障害であると考えられていますので当然といえば当然なのですが。

 

抗うつ薬を服用してもらえばそれでよいのかということも大変気になります。

 

セロトニンは、体内のタンパク質(分解するとアミノ酸)を原料として合成されます。

 

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神経伝達物質と栄養分子の関連

 

こちらの図をみていただくと、精神を安定させる物質は、タンパク質を原料として、マグネシウム亜鉛、ビタミンB6、ナイアシン、胃酸などの消化吸収された栄養分子によって作られていることが分かります。

 

舌痛症とともに、胃腸の状態が悪い方は、栄養素による問題も考えられます。

 

栄養分子の量と質と代謝の改善

 

栄養分子がそもそも足りていないのであれば欠乏の改善や、うまく分子を変換するための補酵素(ビタミン・ミネラル)が足りていないのであればその代謝の改善でこれらの神経伝達物質が正常に生成されるように仕向けるベクトルもあります。

 

 

その一方で、薬物によるコントロールでは、一般的にはセロトニンのレセプター(受容体)に働きかけて量をコントロールするなどのアプローチとなります。

 

薬物は即効性はあるかもしれませんが、ベースとなる栄養素の代謝障害も整えながら薬物からの脱却や減薬を目指していくことがとても大切でしょう。

 

ポリファーマシーという社会問題

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薬物による有害事象の調べ

現在の日本ではポリファーマシーといって、薬物の服用の種類が多すぎることが社会問題ともなっています。

 

厚生労働省の報告によると6種類以上の薬を服用していると未知な副作用に悩まされる可能性も高くなります。

 

また、5種類以下であってもその方の体内環境によっては薬物による有害事象が起こる可能性があります。

 

現在の日本においての社会問題ですので、精神的な問題についても総合的なアプローチ、食事・栄養分子の補填・栄養代謝の改善によるベクトルが求められています。

 

肝機能が弱ってくると薬物を代謝する能力が落ちることも一つの要因と考えられています。

 

栄養素でいうと、マリアアザミやウコンエキスなども胆汁の出をよくしたり肝臓の解毒能力を高めるといわれています。

 

医療機関専用サプリメントでも、上記の図の中に出てくる「ナイアシン」という物質のサプリメントに、マリアアザミやウコンエキスが含まれているものがあり、精神状態の改善や肝機能の改善に期待しています。

 

 

かみ合わせを回復することと摂取できる栄養素の違い

また、栄養素の摂取については、やはりかみ合わせや歯の本数、噛む回数などの基本的なことも非常に大事ですし、適切なかみ合わせの回復は、お薬の減薬すら達成できるのではないかと個人的には考えています。

 

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噛める場合と噛めない場合で摂取できる栄養素に違いが

 

栄養素の代謝を考えて、インプラントや義歯が入った後に食生活を適切に戻していくことが大切です。

 

せっかく噛める歯が入ったので、肉や魚、ナッツなど噛み応えがあって栄養があるものを食べるようにしましょう。

 

詳しい栄養素のバランスについては、その後興味がでてきたらより気を付けていくと健康増進につながるでしょう。

 

舌が痛いという症状からここまで話が膨らみました。

 

今回もここまでお読みくださり誠にありがとうございます。

 

 

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「ヒトは口から美しくなる、長く幸福な人生を支援する」

ヘルシーライフデンタルクリニック

手塚 充樹

 

 

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SRP(えすあーるぴー)されたことありますか?中等度以上の歯周病、放置したままクリーニングだけしてませんか?

どうも、歯科医師の手塚 充樹です。

 

今回は歯周病の治療についてのお話です。

 

まず、歯周病ってどんな病気かご存じですか?

 

歯周病わかるよ!って言う方はチャプターからお好きなところからお読みください。

 

 

 

歯周病とは?

 

歯周病は、一般的には、細菌感染から起こる病気であると考えられています。

 

お口の中には、善玉菌(良い市民)・悪玉菌(悪い市民)・日和見菌(一般市民)という大きく分けて3種類の菌で構成されていると考えることもできます。

 

 

 

お口の中には約100億~1000億個の細菌が存在するといわれています。

 

それらの菌のバランスが崩れることによって、歯周病が発症します。

 

特に日和見菌(一般市民)は悪玉菌(悪い市民)の影響を受けやすいといわれています。

 

プラークという言葉を聞いたことはありますか?

 

食べかすが元となって形成されるものですが、お口の中に住んでいる口腔細菌がこのプラークの中の9割以上を占めています。

 

歯の表面についた当初は「食べ物」でしたが、時間が経つと「細菌の塊」に変化するということになります。

 

この食べかすがどんな食べ物か、糖質主体の食べ物なのか、タンパク質なのか、脂質なのかなどによっても細菌のリアクションは変わります。

 

結果的に、プラークは、72時間以上放置されるとバイオフィルムといって、歯ブラシでは取れない状態となり、細菌の塊がタンパク質のバリアを張ってしまいます。

 

こういった現象が積み重なり、お口の中の細菌のバランス(口腔細菌叢、オーラルマイクロバイオーム)が崩れることによって歯周病が発症すると考えられています。

 

また、歯軋りや無理なかみ合わせの力がかかってしまうことによる「咬合性外傷」といって、歯の周りがダメージを受けて「怪我」をしているような恰好で歯の周りの骨が溶けてしまうこともあります。

 

 

歯周病には軽度~重度までで診断と治療法が異なることを知ってましたか?

 

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歯周病の検査結果と診断について

 

歯周病の進行度合いによって、軽度のものから、中等度➔重度と診断結果によって治療法がことなるのをご存知でしたか?

 

定期検診を3か月もしくは半年に1回程度、歯科医院に通っていて、お口の中のクリーニングをされている方もいらっしゃるかと思います。

 

しかしながら、クリーニングを続けているはずなのに、徐々に歯周病が進行していったり、新しくむし歯ができてしまう方も少なくないのでないでしょうか。

 

 

その理由の一つとして考えられるのは、歯の間の狭い部分や歯ぐきの歯周ポケットの中の深い部分のお掃除ができていないことも考えられます。

 

 

一般的な「歯のクリーニング」は「スケーリング」といって、歯ぐきのそばに形成された歯石を除去する行為を指すことが多いです。

 

PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning、ぴーえむてぃーしー)」と呼ばれるものは、広義では歯石を取る行為も含みますが、歯の表面に付着して歯ブラシでは除去できなくなったバイオフィルムを除去する行為のことを言います。

 

 

歯ぐきの深い部分のお掃除とは??????

 

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中等度の歯周病

 

「SRP(Scaling Root Plaining、スケーリングルートプレーニング、えすあーるぴー)」という治療行為があります。

 

これは、単に歯ぐきのそばについた歯石をはじき飛ばすという行為とは違い、歯の根の面にまで付着してしまった歯石を除去したり、歯石によってゴツゴツ・ザラザラしてしまった歯の根っこの表面を平らにして歯ぐきが治ってきやすいようにする治療です。

 

 

この、SRP(えすあーるぴー)という治療行為が欠如したまま、歯ぐきのそばの歯石を取る行為であるスケーリングを定期的に繰り返していても、少しずつ歯周病が進行してしまうことがあります。

 

時として、悪くなってしまった歯ぐきを開き、外科的にアプローチした方が確実に汚れを除去できたり、再生療法によって失われた骨が戻ってくることもあります(再生療法についても一部保険適応が認められています)。

 

 

 

歯周病を見逃さないためにはどうしたら良い?

 

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歯周病の精密検査、プラークも可視化する

 

歯周病の検査」と「歯周病の診断」ができていないとそういった見逃しが起こりやすくなります。

 

また、プラークバイオフィルムを可視化する目的で、プラーク染め出し液を使って見えるようにし、取り残しがないクリーニング(PMTCともいう)を行うことも有効です。

 

ざっと歯のクリーニングだけを漫然と繰り返していると、その行為は徐々に「診療」からかけ離れてきます。

 

※まだむし歯や歯周病が発症する前にリスクが高いところのバイオフィルムを除去するPMTC(ぴーえむてぃーしー)を行うことはおすすめできます。

 

マッサージで凝った筋肉をほぐしてもらうことに例えると、筋肉が凝る原因には何もアプローチせず、深部の凝りはほぐさず表層の筋肉の血行だけよくして終わりにしているようなものです。

 

何度通っても徐々に悪くなっていってしまうこともありますよね。

 

 

そんな精密な検査と診療は保険適応外の自由診療になるのでは??

 

少なくとも保険「診療」では、「検査・診査(状態を調べる、診る)」と「診断(病名を付ける)」ことと、「治療計画を立てる」ことが求められています。

 

また、日本の保険医療制度は、歯周病に対しては比較的手厚くカバーされています。

 

日本の、いや、世界の人が罹患している歯周病に対してはしっかり治して欲しいという意向があります。

 

歯周病を専門的にちゃんと治療する場合とそうでない場合では「検査・診査」をどの程度やっているか、診断して中等度以上の歯周病がないかどうかチェックしているかに大きな差がでると考えます。

 

(ちなみに歯周病の検査方法については、歯周ポケットの深さや歯ぐきの出血を炎症と判断し測っているため、歯石があると物差しがぶつかってしまってうまく正確な数値で測定できなかったり、たばこを吸っている人は歯ぐきが貧血状態になるので出血があまり起きず、実際よりもいい結果が出てしまったりすることもあります。もっといい調べ方ができるといいのになとずっと思っていますが、旧来の方法がずっと使われてきているのが現状です。海外では新たな歯周組織の検査法も存在します。)

 

なお、当院の歯周病の治療のおおまかな流れは動画のスライドショーにもなっていますのでよければご覧ください。

 

 

 

 

 

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