HLDC院長手塚充樹のブログ

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新型コロナウィルス感染症を避けるためのビタミンD 東京都港区新橋ヘルシーライフデンタルクリニック

新型コロナウィルス感染症を避けるためのビタミンD

 

どうも歯科医師の手塚充樹です。

今日はビタミンD血中濃度新型コロナウイルスの感染のしやすさについて論文が発表されたのでブログに記したいと思います。

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ビタミンDというと皆さんはどんなものをイメージされるでしょうか。

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ビタミンDの特徴

 


そもそも私も数年前まではそうだったのですがビタミンと聞いてもなんとなく微量に体の中にあれば足りているものというか普通に食事をして、コンビニで野菜ジュースでも買えば補えるんだろうなとずっと思って生活してきました。

しかし、現実はそうではなくてビタミンも必要以上に十分な量が体に備わっていればそれだけでも体の機能が向上して元気になったり風邪をひきにくくなったり口内炎ができにくくなったり今まで感じていた些細な不調がなくなるような現象が起きます。

ビタミンDについては、今まで補酵素のような役割として考えられてきたビタミンの役割を超えていえるといわれています。

もはやホルモンのような働きをするほどかなり多くの機能を持っているビタミンだということが分かってきています。

免疫システムを整えたり筋肉の量を維持したり、抗がん作用があったり、腸管粘膜の状態を整えたり、骨の代謝を助けたり数え切れないほどの役割が分かってきています。

今回学術的にも信憑性の高い論文雑誌にビタミンDの血中濃度新型コロナウイルスの感染について報告されました。

ビタミンD血中濃度は低い方とそうではない方に比べて新型コロナウイルスに罹患しやすかったということです。

ビタミンDは普段太陽から紫外線を浴びることで身体の中で作られるといわれていて太陽の下に一日15分以上いればビタミンDは十分体に満たされるという報告もあるのです。しかしながら、実際には高い血中濃度を保つためにはそれでは十分かというと疑問が残ります。

ビタミンDを含む食材というときのこやキクラゲなど山のものからよく取れるようなイメージがあります。本当に地球と生物の関係はよくできてるなと思うのは、夏は日照が多いのでビタミンDを身体の中に作りやすいのですが、秋冬にかけて秋雨が来たり、冬の寒さで家の中にいることが増えるので、その分きのこなど冬の食材をしっかり食べる事によってビタミンDを身体の中に補えるような食生活ができるということです。秋のサンマを1匹丸ごと食せば、肝の部分には魚油の成分であるオメガ3系脂肪酸ビタミンD・ビタミンAなどを摂取することができます。

本当に旬な食材を食べるということは理にかなっていて興味深いなと思います。

その一方、現代食において特に都会で生活をしている方の場合、旬な食材を食べるようにあえて気をつけていかないと、すぐそばで売っている食べ物や飲食店に入っていると知らず知らずのうちに旬の食材からは離れた食生活をしてしまうこともあるかと思います。

自分がサプリメント2年以上服用し続けている理由はそこにあります。効率よく効果的に栄養素を体の中に取り込めるということを考えると、食をこだわることも非常に大事なのですが、それができなかった時にでも不足しがちな栄養素を補えるので質の高いサプリメントを選んで継続していくことは有用だなと思っています。

サプリメントの服用を継続しながら、糖質コントロールと十分なタンパク質とミネラル・ビタミンを意識した結果、自分の体には良い変化が起こりました。

花粉症の症状が軽くなったり風邪をひきにくくなったり、そんなにしょっちゅう運動していないのに体型を維持できたり集中力が上がったり、眠りの質が良くなったり、イライラしにくくなったり、色々な良い効果を感じているので、私は習慣や栄養素の勉強は非常に有意義だと感じています。

 

今回、ビタミンDについて簡単にご紹介しました。

 

新型コロナウィルス感染症の第二波は、日本人が獲得した集団免疫によって食い止めることができるとする意見もありますが、冬は一般的にはインフルエンザや風邪などが流行しやすい時期であることは通年の事実ですよね。

 

新型コロナウィルス感染症の流行したおかげで(?)、栄養素・分子と感染症の関係についても研究が進んでいます。

栄養素は体の状態を整えたり病気を防ぐ「切れ味」をもつものという認識がもっとひろまって、ひいては日本全体の健康寿命問題や死の迎え方の問題、医療費の問題の解決の糸口になってくれたらよいなと思います。

 

 

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