どうも、歯科医師の手塚充樹です。
先日、歯科における栄養の重要性について発表をしてきました。
現在、パートナードクターとして勤務させていただいている鴨宮駅前の青山デンタルクリニックではランチョンセミナーとしてスタッフ向けに時間を作っていただき発表を行いました。
また、所属しているスタディーグループASC(Azabu Study Club)でも発表を行いました。
タイトルは題して、「Why nutrition is important for dentistry? なぜ歯科で栄養学なのか?」です。
背景
自分が栄養に興味を持った経緯から、人生100年時代への突入・医療業界の変革・現代の国民の栄養素の摂取状況などについて背景を述べました。また、歯科の臨床に即した話として、咀嚼と栄養素の種類についても触れました。
少し突っ込んだ内容も盛り込みました。
分子整合栄養医学(オーソモレキュラー)について、この分野が始まったきっかけや、考え方について。
血液検査データの解釈の仕方が従来と違う点などを紹介しました。
なによりも、患者さんの健康寿命・幸福寿命を延ばすためにむし歯の治療・予防、歯周病の治療・予防が重要で。
歯科は健康に寄与するチャンスの宝庫
栄養学・予防医学などの知識を使ってむし歯・歯周病の予防を行えば、将来的には生活習慣病の予防にも繋がっていくというチャンスが歯科にはあると思います。
その力を、患者さんにも知ってもらいたいですし、同業歯科衛生士さんなどのコメディカルの方々にも是非知ってもらいたいです。
歯科が、この図のように、医療業界の中で水道の蛇口を閉める役割を担う。
歯科の中でも、水道の蛇口を閉めるための診療を行う意識を、発表を行ったことでさらに強く持つようになったような感じがします。