HLDC院長手塚充樹のブログ

健康寿命延伸型歯科医院実現へ向けて

今の健康と未来の健康。自分が経験した寿命と健康寿命の境界線。

どうも、歯科医師の手塚 充樹です。

 

健康寿命」という言葉を聞いたことがありますか。

 

「寿命」と「健康寿命いったい何が違うんでしょうか。

 

 

 

自分が経験した健康寿命の終わり

 

実は私事ですが、自分の親族が長くがんとの闘病をしており、外科手術を何度か繰り返しても元気に生きていました。

 

しかしながら、脳の腫瘍であるため、外科手術・放射線療法後の後遺症で歩行のバランスに影響が出ていました。

 

今回、再発がまた見つかり、「分子標的薬」という抗がん剤の1種類を用いて治療を入院下で開始することになりました。

 

私自身は、主治医の先生方からの病状説明を受けたことはないので詳細なことまではわかりません。

 

分子標的薬を使い始めて約1週間後、その親族に会う機会がありましたが、入院前と比較して認知機能が著しく衰えていました。

 

要するに、私のことを見ても一瞬は反応してくれてわかるものの、その後の会話が行われることはなく、うつろな表情に戻ってしまったり、配偶者の名前を呼び続けて、いろいろなお願い事をするという状況でした。

 

その後も状況は悪化し、歩行困難に加えて、排泄も自力ではできなくなり、介助が必要な状態となりました。

 

言葉だけで「介助が必要な状況」と読むと自分のことではないため少し軽く感じてしまうかもしれないのですが、目の当たりにした自分は大変さが身に沁みてわかりました。

 

分子標的薬との明らかな関与は正直まだ説明を受けるまではわかりません。

 

分子標的薬は抗がん剤の中でも、ある特定の分子・機能にたいしてミサイルのように狙い打ちする性質のある薬です。

 

今回の薬剤は、血管の新生(新たにつくる)を抑えて、がんが栄養をとりいれないようにしてがんの再発を抑える狙いがあるようです。

 

正常な組織へもその作用が及んでいる可能性も否めないと思いますし、もしかしたら腫瘍が増大するスピードが薬の効果を上回っているのかもしれません。

 

一つだけ言えることは、入院前後の変化が本当に劇的でした。

 

過去に遡って、タイムスリップしたい気持ちになります。 

 

 

 

寿命と健康寿命の境界線

 

私が今回経験したのは、「寿命」と「健康寿命」の境界線でした。

 

 

私が率直に感じたことは健康寿命の終わりは、本当に劇的なできごとで、その方の寿命が終わってしまったに近い状態にまでその人や周りの環境を変化させてしまう」

 

ということでした。

 

健康寿命延伸研究会という名称の研究会を昨年に発足しましたが、自分の親族がそういった状況になってしまったことを真摯に受け止め、より健康寿命延伸」という目的に向かって歩んでいきたいと思いました。

 

 

 

 体内環境・栄養療法と病気

 

 

末筆になりますが、私が日ごろから自分の体に取り入れている栄養療法。

 

歯周炎やむし歯の予防、精神疾患アトピーなどの慢性疾患には効果が出ることがあるものの、いざ、深刻な病態になってしまった際にその症状を取り去ることは難しいことはありますが、予防効果には大いに期待しています。

 

病気の引き金となる習慣が始まってから、人に病気が発症するまでに約20年程度のギャップがあるという話は本当だと思います。

 

がんや認知症についても、生活習慣の関与が大いにあると言われています。

 

現状認知症については、軽度であればリコード法という治療法(栄養素の改善や脳の機能を邪魔するものの排除)である程度実績がでてきています。

 

 

 

私が考える栄養療法とは

 

私が考える栄養療法は、「習慣と体内環境を知り、体内環境を整え、機能を維持・向上すること」です。 

 

そのためには、時には今までの当たり前を疑い習慣や考えを変える必要が出てくる場合もあります。

 

もし自分が当たり前と思っている習慣が健康寿命の終わりを早め、寿命とのギャップを生む習慣だとしたらどうでしょう。

 

魔法のように、飲んだ瞬間から効く薬などなかなかありません。

 

自分が大病を患ったら、自分の習慣を疑い、反省すると思います。

 

(余談ですが、正直、私が栄養療法を取りいれ始めるまでの若い頃の習慣が、今後響いてくるんだろうなと少し恐れてはいます・・・)

 

 

少し話が重くなったので切り替えますね

 

 

栄養療法の楽しいところ

 

とはいえ、習慣を変えて体内環境を改善すると、免疫や脳機能や睡眠食欲体格モチベーションや精神状態などに良いと思える変化があらわれますので、そこが楽しいところですよ。

 

新型コロナウィルス感染症の激化に伴い、行動に制限がでてしまい、健康な状態・健康な環境に対しての欲求が自分の中ではより高まっています。

 

このブログを読んでくださっている方も、今の習慣を一度、深呼吸して見直すチャンスかもしれません。

 

感染対策のため、対面診療の予約を制限しているので、オンライン診療に力を入れています。

 

 

 

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皆様の現在の健康と未来の健康をお祈り申し上げます。

 

 

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