HLDC院長手塚充樹のブログ

健康寿命延伸型歯科医院実現へ向けて

健康寿命延伸のカギ


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どうも、歯科医師の手塚充樹です。

2019年のはじめに健康寿命延伸研究会という研究会を発足してから約1年が経ちました。

 

最近思うこと。

 

健康寿命延伸に必要なカギは、

 

多くの人が気づけていない、地球環境の変化、周辺環境の変化に適応していくことだと思います。

 

また、その変化を知り、自分自身の体をどうしていきたいかと意思を持つこと。

 

信頼できる医師を相談相手に持つことも大事ですが、自分自身の意思を持つこともそれ以上に大事な時代にきています。

 

今まで、疾患にかかってから活躍してきたのが医師・歯科医師です。

 

なぜ知らず知らずのうちにマグネシウム不足になり抑うつ傾向になったり筋肉が凝り固まり眠りの質が低下するのか、砂糖依存で肥満になり精神疾患になったり糖尿病になったりするのか、食材や環境から入る水銀中毒で精神状態に異常をきたしたり脳神経の変性を起こすということが起きるのか。

 

なぜ風邪をひきやすかったり、胃が荒れやすかったり、下痢や便秘を繰り返してしまったり消化管の不調があるのか。

 

なぜ、人は食生活や生活習慣によってドミノ倒しのようにむし歯・歯周病・肥満➔高血圧・高血糖健康寿命を失う状態へと自ら病気になってしまうのか。

 

 

 

環境の変化は起きているか

 

体内に蓄積し過ぎたメチル水銀については、昔の大型魚と今の大型魚に含まれる水銀の含有量は一緒か。

 

毒消しやデトックス効果があるとされる含硫野菜については、昔のほうれん草と今のほうれん草に含まれる栄養素の含有量は一緒か。

 

入ってくる毒が増えていて、デトックスする味方となる栄養素が減少していないか。

 

自分で自分の身を守るためには自らを取り巻く環境について知ることが不可欠なんではないかと思います。

 

環境は変化してきていても、一部の有志が情報発信をしているだけで、自分から求めにいかなければなりません。

日ごろから目にできるゴシップ記事とは違います。

 

あれを食べれば痩せる、これを食べると健康になれるという知識は、自分を取り巻く環境の背景を知って初めて生きてくると考えています。

 

 

健康寿命延伸研究会

 

自分のような歯科医師という立場で診療にあたる者も、なにかできることはないかと考えた結果が健康寿命というキーワードでした。

 

予防歯科で語れる範囲を拡げていく、もしくは別の言語に置き換えていくことになります。

 

現在は、自分は「予防口腔内科学」だと思っています。

 

健康寿命延伸研究会では、まだまだ若手の医療従事者が主体ですが、複合的に健康寿命延伸について考えていきたいと考えています。

 

研究内容や切り口、考え方は医療従事者目線になりますが、従来のエビデンスだけにとらわれず科学を大事に、健康寿命延伸に向けたエビデンスをつくることができればいいなと思います。