HLDC院長手塚充樹のブログ

健康寿命延伸型歯科医院実現へ向けて

実は、患者さんにとってメリットが大きい。歯科医師が定期検診を勧める3つの理由 ~その3~

 

歯科医師の手塚です。

 

前回に引き続き、

 

歯の検診が患者さんにもたらすメリットについて話したいと思います。

 

今回はその3です!

 

 

3.歯周病の進行をストップもしくは、発症を防げる

 

 

歯周病」とか

 

歯槽膿漏」とか

 

よくテレビのCMなどで見かける単語ですが、

 

実際にどんな病気なのかご存知ですか?

 

この病気は、

 

歯を支える歯茎や、骨に細菌感染が起こり、

 

重症になるにつれて、

 

歯を支える骨がなくなってしまう病気です。

 

 

むし歯と並んで、

 

お口の中の2大疾患と言われるものです。

 

ほんとにほんとに大ざっぱに表現しますが

 

むし歯は子供が気をつけなきゃいけない病気」

 

 

歯周病は大人が気をつけなきゃいけない病気」

 

 

と考えてもらってもいいと思います。

 

むし歯と歯周病は、別物です。

 

むし歯になりにくい人でも、歯周病にはなります。

 

むし歯がないから歯も痛くなったことないし、

 

自分は歯医者いらずだ!

 

と思っている方。

 

知らぬ間に歯周病になっているかもしれません。

 

要注意ですよ。

 

で、

 

なんで、歯の定期検診をすると歯周病の進行をストップすることができるのか

 

理由は3つです。

 

1.歯ブラシで除去できない歯石やバイオフィルムを除去できる。

 

 

何度かお話していますが、

 

磨き残しが16時間以上放置されると、

 

歯に付着した細菌がバイオフィルムとなり、

 

歯ブラシでは取れません。

 

これを落とすことが、歯の病気の予防の

 

重要な処置となります。

 

2.歯磨きの効果的な方法を教わり、歯磨きが上手になるので歯石やバイオフィルムがつきにくくなる。

 

 

理由その1でも説明しましたが、

 

要は、ご自身で、

 

歯石やらバイオフィルムやらになる前に

 

歯ブラシなどで取れるようになってしまえばいいのです。

 

上手な歯磨きができないと、

 

極端に言えば、かなりの頻度で歯科医院で汚れを落とさないと

 

歯周病になってしまいます。

 

 

3.歯周病を急速に進めることがある変な噛み合わせは調整してもらえる。

 

歯周病になる原因について、

 

今までずっと細菌について焦点を当ててきました。

 

実は、もう一点、歯周病を悪くする原因があります。

 

それが

 

「歯にかかる過度な力」

 

です。

 

以前に行った歯科治療や、元々の歯並びが原因で

 

特定の歯に異常な力がかかってしまうことがあります。

 

そこだけずっとその状態でいると

 

そこだけガツンと歯周病が進んでしまうことがあります。

 

そのようなときに、X線写真でそれを発見し、

 

悪い噛み合わせの力を調整するのも歯医者の大事な仕事なのです。

 

 

以上、 

 

本日は定期検診をおすすめする理由その3をお送りしました!

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!