40歳になりましたので抱負を。資本や時間、投資について考え始める。~「将棋は王と歩があれば打てる」~

40歳という年齢を迎えて、想いを綴ってみました。

最近心に残った言葉「将棋は王と歩があれば打てる」

 

40歳になって感じる、人生の大切なこと

3月に40歳になりました。40歳になって、現代において強く感じていることは

  1. 「時間を大切にすること」

  2. 「意義を感じるものに向けて突っ走る」

ということです。その理由について綴ります。

 

AIの進化と予測不能な世界

最近の世界の動きとしては、AIの目覚ましい発達に加えて、トランプ大統領の関税問題などによる「予測困難な世界」を目の当たりにしています。

今を大事に生きるために重要なことは、身体のパフォーマンス、精神状態、やりたいこと、そして心が通じ合える人の存在でしょう。

 

30代は何をしてきたのか

30代を振り返って

私の30代は、前半・中盤・後半と、それぞれ異なるチャレンジや成長の機会に恵まれました。

30代前半:歯科医師としての成長期

30代前半は、歯科医師として自分の技術と知識の向上に多くの時間と資金を投資しました。頻繁に勉強会に参加し、その日曜日を勤務日と数えると、1か月の休日がゼロになることも珍しくありませんでした。この時期は、自分の専門性を高めるために全力を注いでいました。

30代中盤:開業と経営者としてのスタート

2019年、35歳の時に港区新橋に「ヘルシーライフデンタルクリニック」を開設しました。2025年でちょうど開業6年目を迎えますが、この5年間はまさに自分自身の腕試しの期間でした。スタッフの雇用や経営において初めての経験も多く、経営者としての多くの学びがありました。

また、新橋という立地のおかげで他業種の方々と交流する機会が増え、さまざまな方との出会いを通じて、スタッフのモチベーション管理や経営ノウハウなど、他業種からも多くの刺激を受けました。交流した方々が患者として来院してくださる機会も多く、非常に貴重な経験となりました。

30代後半:著書執筆と音楽への挑戦

30代後半には、初めて著書『非常識な口腔予防学』を執筆しました。これは30代前半に積み上げた専門知識とクリニックでの実践経験をまとめたものであり、自分のこれまでの集大成とも言える内容となりました。

また、39歳では新たに音楽の分野にも挑戦し、初めて楽曲をリリースしました。この頃にはサイエンスとアートの融合を強く意識するようになっており、自分自身を表現する新たな手段として音楽活動を始めたことは、自分にとって非常に大きな進歩でした。高校時代のバンド活動やアカペラグループでの経験が、この年齢になって仕事に繋がるということにも喜びを感じています。

30代はこうして、多岐にわたるチャレンジを通じて自分自身を成長させることができた充実した時期でした。

 

40代をどう生きるか

50歳になった方から聞いた話があります。「40代はいろんな意味でラストチャンスで、仕事も体も良い状態にできるかできないかの過渡期」「40歳の時に成功しても、50歳で再スタートのような状況になることもある」とのことです。

 

少人数化する企業予測をみて自分が感じること

これからの企業は、AIを活用して少人数で経営できるようになるとも言われています。かつては数百人規模の組織が必要だった仕事も、今や数人で可能な時代となりました。この変化を自分のチャンスに繋げられるかどうかが重要なポイントです。

現代はAIの技術革新が目覚ましく、1週間単位で機能が更新されています。ChatGPTの登場時にはハルシネーション(知ったかぶり)が問題視されましたが、今やAIは避けて通れない存在となっています。

 

少数精鋭でも成り立つ強い「ヘルシーライフ事業」を展開する

日本が現在直面しているのは人口減少と人手不足という課題です。「リーマンショック」時には、ゴールドマンサックスでも中堅どころが大量にリストラされました。

 

「将棋は王と歩があれば打てる」

元ゴールドマンサックスの社員だった方から出た印象的な言葉は、「将棋は王と歩があれば打てる」というもの。これは中堅どころが必ずしも必須ではないことを示しています。王であるリーダーと歩兵がいれば、有事の時には何とかなるということです。

 

現在、歯科医院を経営している自分も、少なくとも現状の日本においては、多くの人を雇用して組織を拡大するよりも、自分自身が「王」として輝くために理念や哲学を深め、自ら切り拓く力をつけることが重要だと考えています。

 

また、歯科医院を増やして理念が薄れたり、質が低下することがないようにしたいという思いもあります。

 

キーワードは「AIと人間の比較検討」「検索システムのAI代替」「AIに検索される情報発信」「日本の人口減少」「人手不足」「社会保障費の増大」「賃上げ」などです。

 

40歳からの投資の考え方

40歳になり、ようやく「投資」という言葉について真剣に考えるようになりました。正直言って今までは、今を生きることに必死だったと言っても過言ではありません。

 

NISAという制度が登場したことで、成長投資枠や積み立てNISAなどに関心を持つ方が増えています。自分自身もその一人で、NewsPicksやPIVOT、YouTubeのReHacQ、楽待RAKUMACHIなどを通じて二次情報を得るようになりました。

 

将来の物価上昇や経済動向を考えると、資産を増やすという考え方は重要だと思います。社会の動きやニーズを理解する意味でも、自分自身が投資に参加することには大きな価値があると感じています。

 

しかし一方で、「老後のために大量の資金を積み立てる必要があるのか?」という疑問もあります。今しかない時間を豊かに過ごすために、現在の年齢でしかできないことに意義を感じて資金を使うべきだと考えています。

 

また、自分自身の健康増進に投資をすることで、人生を今より1.5倍以上元気に楽しめるとしたらどうでしょうか。私は30歳頃に栄養医学と出会い、栄養分子の摂取を最適化することでパフォーマンスが劇的に向上することを体験しました。

 

現在もこの栄養管理を続けており、同年代の人々と比較して疲れにくく、週6日の仕事、週1~2日のボクシング、週1日の音楽活動、月1回のセミナー講師、年に数か月の歯科衛生士専門学校の講師、YouTube動画収録など多忙なスケジュールの中でも充実した毎日を送っています。

 

40歳を超えた今、体力の衰えを懸念していますが、現代科学では実年齢よりも生物学的年齢(体の中身の年齢)が重要とされています。これは実年齢より若い場合もあればその逆もあることを意味します。栄養管理、音楽、トレーニング、人とのコミュニケーションや笑うことなどの生活習慣を通じて生物学的年齢を維持しつつ、同時に今しかできない楽しみにも積極的に時間を割いていきたいと考えています。

 

こうした考え方を深める上で、『DIE WITH ZERO ゼロで死ね。』という本が参考になります。この本は、自分の人生における「今」を大切にするためのお金と時間の向き合い方について述べており、私が考える投資や人生観を上手にまとめてくれていますので、ぜひご一読ください。

 

 

 

 

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人的資本(自分)の活用とその価値

資本には、自分自身が経済価値を生み出す「人的資本」と、お金や株、不動産などの「金融資本」があります。NISAを活用した投資では、インデックスファンドやETF国債などの運用により平均年利4〜7%程度が期待されます。お金に働いてもらうことで経済的に豊かになれるということが投資の一つの魅力かと思います。

 

お金に働かせる投資のようなものが魅力的に見えてしまう一方で、

自分で事業を行い自分の人的資本を活用することで、より高い利益や自己成長、社会貢献を実現できる可能性が十分にあります。

そのため、自分が価値が高いと感じる事業や行い、行動に時間やお金をかける、エネルギーを注ぐことは存分に行っていくべきと考えています。

 

平均寿命の延長と働き方の変化

寿命の延長に伴い、65歳以降も働き続ける必要性が高まっています。これは老後資金の準備を遅らせることができるということでもあります。今の40歳という年齢で必要なことは、貯金や積み立てNISAだけではなく、身体が元気で動ける間にしかできないことにエネルギーを注ぐことだと感じています。

私が営んでいるヘルシーライフデンタルクリニックもまさに長期にわたって健康パフォーマンスを維持向上することを目的としています。歯科医業の立場から、今後の世の中に必要な健康情報を提供できるとよいと考えています。

 

結論:今を全力で生きる

結局30代と変わらないやないかって感じですが、40歳という人生の節目に立ち、AI技術の進化や社会の変化を踏まえ、「今しかない時間」を最大限に活用することが最も重要だと感じています。自己成長、人間関係の充実、健康的な生活習慣、社会貢献を意識して日々を過ごし、未来に対して積極的にチャレンジしていくことが、後悔のない豊かな人生を送る鍵になると信じています。

考え方さえ決めれば、もう鍵は手に持っているも同然。あとはその鍵を使うかどうかです。

「今は今しかない」、だからこそ今を大切に生きる。これが40歳になった自分が辿り着いた結論です。

 

年齢をそこまで気にしたくはないですが、年齢を重ねるにしたがって理解度が深まっているのは「時間の価値」かもしれません。

 

今回のブログが読んでくれた方の健康寿命の延伸や、人生の充実につながってくれれば何よりです。

 

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院長 手塚 充樹(てづか みつき)のプロフィール

趣味と人柄

趣味は運動と音楽です。
かつてはバスケットボールに熱中し、小学校から大学、そして社会人に至るまで、監督やプレイヤーとして活動していました。出身大学ではバスケットボール部の監督も務めていましたが、現在はボクシングを趣味として3年間ほど取り組んでいます。
また、音楽にも造詣が深く、歌やギターなどを趣味として楽しんでいます。

皆さまの歯科診療に携わることを楽しみにしておりますので、お口と体の健康について何かあればお気軽にご相談ください。患者さまに寄り添う姿勢を意識しております。


学歴・経歴

学歴

経歴

  • 2009年鶴見大学歯学部口腔内科学(口腔外科学第2講座)講座入局
  • 2014年:新橋テヅカ歯科クリニック 副院長
  • 2014年:川崎ジンデンタルクリニック 院長
  • 2017年:鴨宮青山デンタルクリニック 非常勤
  • 2019年3月健康寿命延伸研究会 主催
  • 2019年9月:新橋ヘルシーライフデンタルクリニック 開設
  • 2023年4月:学校法人 大原学園 東京立川歯科衛生学院専門学校 兼任教員

現職

  • 新橋ヘルシーライフデンタルクリニック 院長
  • 健康寿命延伸研究会 主催
  • 学校法人 大原学園 東京立川歯科衛生学院専門学校 兼任教員

 

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JUJU & Bloom 公式サイトHLDC(ヘルシーライフデンタルクリニック)Mitsuro(アーティスト活動)

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