HLDC院長手塚充樹のブログ

健康寿命延伸型歯科医院実現へ向けて

歯科医師の私が毛髪ミネラルを測定してみた結果

歯科医師の手塚です。

 

最近自分の毛髪ミネラル測定の検査を行いましたところ、結構とんでもない結果になりました。

 

ミネラルの基礎知識と共に結果をご紹介させて頂きます。

 

まず、「毛髪検査ってなに?

 

普段身体に知らず知らずのうちに摂取しているミネラルや、有害元素が毛髪に溜まります。

 

毛髪に含まれるミネラルや有害元素の割合を結果としてみることで、自分の栄養状態や、知らないうちに曝露していた、農薬や化合物や重金属の存在に気づくことができます。

 

場合によっては、うつ状態や、眠気、だるさ、内臓など臓器への負担がわかることもあり、何気に面白い検査だと思います。

 

 

自分の毛髪ミネラルと有害物質を測定した結果…

 

水銀が結構なハイレベルな値に…

 

 

 

実は、アルミニウムなども数値が若干高めに測定されたのですが、これはおそらくアルミ缶の飲料(ビールなど)をよく飲む場合には上がる可能性があると言われています^^;

しかし、水銀に関しては参考値の6倍程度なので、かなり高いです。

 

 

 

水銀はどこから体内に入る?

 

元々、日本人はアメリカ人と比較しても5倍程度、水銀の平均蓄積量が多いと言われています。

その理由は、食生活にあると言われています。

日本人は一般的には、魚をよく食べますよね。

お寿司やお刺身が好きな方も日本人では少なくないのではないでしょうか。

その中でも「まぐろ」だとか、「トロ 」と聞くと食べたくなってしまう方も少なくないのではないでしょうか。

実は、魚が成長するために食してきたプランクトン内に含まれる水銀が魚の身体に溜まり、その魚を人間が摂取することによって水銀が蓄積していきます。

「マグロ」「金目鯛」「サメ」「クジラ」など大きめの魚であればあるほど水銀の含有量が高くなる傾向にありますので、そのような魚を日頃から摂取することが多い方ほど水銀の蓄積量が多い可能性があります。

逸話ですが、お金がある人は高級なお寿司を食す回数が多いため会社の経営者の立場の方には水銀が多く蓄積されているだとか、金融系のお仕事をされている経済的に豊かな方の水銀蓄積量が多い傾向にあるだとかという話もあります。

 

では、なぜ歯科医師である私の水銀蓄積量が尋常じゃない数値を叩き出したのでしょうか。

 

私が魚マニアだから?

 

少なくとも、私は魚が好きですが、毎日は食べませんし、お肉の方がどちらかと言うと多いかもしれません。

 

その答えは、「アマルガム」にあると考えられます。

 

 

アマルガムとは?

 

アマルガムとは、主に、歯科領域では虫歯の治療の際に歯に開いた穴に詰める修復物として古くから用いられてきた材料です。

 

"広義では、混合物一般を指す。水銀は他の金属との合金をつくりやすい性質があり、常温で液体になる合金も多い。" -Wikipediaより引用-

 

"銀とスズの合金に銅や亜鉛を添加した粉末を、水銀で練ったものである。歯質との接着性はないが、硬化時に膨張するためぴったり患部をふさげることや、なにより手軽で安価なことが長所であるが、見た目が金属色(銀灰色)で目立つこと、そして水銀が溶け出すおそれがあることが短所である。"

-Wikipediaより引用-

 

アマルガムは生活している過程で徐々に溶けだすため、アマルガムが歯に詰まっている方も水銀の蓄積量が高くなる傾向にあります。

 

私は、歯の中にアマルガムを充填したことはありません。

 

なのに、なぜ水銀の蓄積量が異常値を示したのでしょうか?

 

答えは、患者さんのアマルガムを除去する度に曝露していたから

 

ということ以外には考えにくいかと思います。

 

アマルガムをドリルで削るとどうなるか?

 

熱が出て、気化してガスとなり吸気から吸収されていまう。

 

皮膚からの経皮吸収もされるといわれているため、飛び散った水銀の粒子が皮膚からも吸収されていった可能性も考えられます。

 

なので、本来は、患者さんのアマルガムを除去する際には、ドクターと介助者は長袖の服を着て、帽子、ゴーグルを装着し、ガスマスクのような大掛かりなものを被って除去を行わなければ、身体に吸収されるといわれています。

 

※写真はイメージです

 

本当にこんなような形のマスクです。

 

患者さんはラバーダムといってゴムのマスクのようなものをお口に装着し、お口の中で削ったアマルガムが口の中で飛び散って身体に入ってしまうのを防ぎます。

 

削っている最中は、口腔内バキュームおよび口腔外バキュームで飛び散ってきた水銀も吸引するようにします。

 

こんな大掛かりなことをしなきゃ除去できないようなもの、なんで歯に詰めちゃうんだよ...

 

患者さんも思うでしょうし、歯科医師である私も思います^^;

 

なによりも私の身体にめちゃくちゃな量の水銀が入っているわけですから...

 

では、こんな悲しい話はそろそろやめにして、そろそろ

 

水銀を身体から取り除くためにはどうしたら良いの?

 

という話に移りたいと思います。

 

が、長くなりましたのでそのお話はまた次回以降にさせて頂きます。

 

私は、現在、栄養素を用いて、身体に分子を送りこんで体質の改善を図る、オーソモレキュラー(分子整合学)の分野を勉強しながら、自分の身体から水銀を追い出そうとしています。

 

長文を読んでいただき誠にありがとうございます。

 

 

 

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手塚 充樹 

Mitsuki Tezuka

歯科医師 博士(歯学)

D.M.D. Ph.D.

 

ヘルシーライフデンタルクリニック院長

healthylife-dental.com